鉗子分娩 家庭の医学

 図のように、金属性のへら(鉗子〈かんし〉)で児頭をはさみ引き出す方法です。鉗子の器具にはいくつかの種類があります。

 吸引・鉗子分娩どちらも、母体に対しては軟産道の損傷、児には分娩(ぶんべん)損傷(頭血腫、帽状腱膜下血腫、頭蓋〈とうがい〉内出血、顔面の損傷等)などの合併症を起こすことがまれにあります。

(執筆・監修:恩賜財団 母子愛育会総合母子保健センター 愛育病院 名誉院長 安達 知子
医師を探す

他の病気について調べる