厚生労働省は19日、女性1人が生涯に産む子どもの数の推計値である合計特殊出生率の2018~22年の市区町村別平均値を公表した。トップは鹿児島県徳之島町の2.25で、京都市東山区の0.76が最も低かった。
 調査は5年ごとに実施され、今回が8回目。20年の国勢調査結果に基づき、22年12月末時点での1896市区町村のうち1887市区町村を対象に、5年間の平均出生率を算出した。
 上位5位は徳之島町に続き、鹿児島県天城町(2.24)、沖縄県宜野座村(2.20)、鹿児島県長島町(2.11)、沖縄県金武町(2.11)。下位5位は東山区に続き、大阪市浪速区(0.80)、京都市上京区(0.80)、同市下京区(0.82)、埼玉県毛呂山町(0.83)だった。
 出生率の5年間の全国平均は1.33で、前回(2020年)の1.43から0.1ポイント減少した。 (C)時事通信社