【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は10日、米製薬大手イーライリリーが開発したアルツハイマー型認知症治療薬「ドナネマブ」を承認するよう全会一致で勧告した。今後FDAに正式承認されれば、日本のエーザイなどが手掛ける同様の治療薬「レカネマブ」の強力なライバルとなりそうだ。
 外部専門家による諮問委の勧告はFDAの最終判断を拘束しないものの、大きな影響を持つ。今回の結果を受け、ドナネマブが年内に正式承認される道が開けた。イーライリリーは日本の厚生労働省や欧州の当局にも承認を申請している。 (C)時事通信社