総務省消防庁は9日、熱中症で救急搬送された人が1~7日の1週間で9105人だったと発表した。35度以上の猛暑日となる地点が相次ぎ、前週(6月24~30日)の4倍となった。今年の調査を開始した4月29日以降で、1週間の搬送者数として最多だった。
 搬送された人のうち、65歳以上の高齢者は5378人で全体の59.1%を占めた。死者は19人で、3週間以上の入院が必要な重症者は210人だった。熱中症の発生場所は、自宅などの「住居」が3449人と最も多かった。 (C)時事通信社