総務省消防庁は6日、熱中症で救急搬送された人が7月29日~8月4日の1週間で1万2272人だったと発表した。今年の調査開始(4月29日)以降、搬送者数が最多となった前週(7月22日~28日)からは400人近く減ったものの、各地で35度以上の猛暑日が相次ぎ、2週連続で1万人を超えた。
 搬送された人のうち、65歳以上の高齢者は7395人で全体の6割を占めた。死者は21人で、3週間以上の入院が必要な重症者は386人だった。熱中症の発生場所は、自宅などの「住居」が5111人と最も多く、「道路」が2287人でこれに次いだ。 (C)時事通信社