東京都の小池百合子知事は10日の都議会本会議で、7月の知事選時に公約として掲げた保育料の第1子無償化について、2025年9月の開始を目指すと表明した。都は昨年10月から、第2子以降の0~2歳にかかる保育料を無償化しており、小池氏は第1子への支援も「第2子無償化と同様の内容を念頭に検討する」と明らかにした。
 小池氏は知事選で「子育て・教育にお金がかからない東京」を目指すと訴えた。保育の無償化を第1子まで拡大することを目玉政策に据えて選挙戦に臨み、3選を果たした。この日の都議会では「少子化対策は一刻の猶予もなく、取り組みを一層進めることが必要」と強調した。 (C)時事通信社