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コロナ「第2波」に備える 
これまでに分かったことは?

飛沫(ひまつ)による感染を防ぐため、客は筒状のパーテーションの中に=東京・六本木【時事】

 当初、新型コロナは主にせきなどに含まれる飛沫(ひまつ)を介して感染すると考えられていた。しかし、研究が進むと、口の中の唾液腺にも感染し、つばの中に多くのウイルスが含まれることが分かった。会話や発声の際につばが口から出て、その時に相手に吸い込まれる小さな飛沫が感染経路として大きな割合を占める実態が判明した。

 ◇会話時のつばを遮断

 舘田教授は「せきやくしゃみをしていなくても、近距離での会話が感染リスクになる。防ぐためにはマスクが有効なことも判明した。マスクについては一時、やり過ぎと言われもしたが、結果的にはつばを遮断することで大きな予防効果があった」と分析している。

舘田一博東邦大学教授

 数カ月に及ぶコロナ対策の期間を経て、(1)感染リスクを高める密閉、密集、密接のいわゆる「三密」を避ける(2)「息苦しい」など肺炎を疑う症状が出ればすぐに医療機関を受診する-など、感染予防や重症化防止のために有効な方策が医療現場や一般に浸透している。

 感染の有無を確認する検査法や受け入れ施設も増えており、舘田教授は「(第2波に襲われても)前回のような混乱はないのではないか。過剰な心配、パニックにならないことがもっとも重要」と話し、必要以上に恐怖を抱かないよう呼び掛けている。(喜多壮太郎・舟橋良治)

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