減塩や適度の運動=重要な生活改善―高血圧
降圧薬は一生飲み続ける人が多いが、中には自分の努力によって、途中で種類や量を減らしたり全く必要なくなったりする人も。渡辺医師が診察した50歳代の患者は1年半で、服用を中止することができた。治療開始当初、収縮時血圧(上の値)は220mmHg、家庭血圧は180mmHgだったが、徹底した減塩によって、血圧が90~100mmHg程度に下がり、維持しているという。
「要はその人がいかに努力するかであって、まずは生活習慣改善が第一。薬を飲めば血圧が下がるからといって生活を変えない人もいるが、暴飲暴食でカロリー過多になれば肥満からさまざまな病気を招く」と渡辺医師。薬はあくまでも治療のサポート役にすぎないと話している。(ソーシャライズ社提供)
■渡辺尚彦医師 東京女子医科大学東医療センター
⇒詳しいプロフィールはこちら
■桑島巌医師 東京都健康長寿医療センター
⇒詳しいプロフィールはこちら
(2017/03/23 16:26)