リンパ節の腫れ、放置は危険=近年増加の悪性リンパ腫かも
◇化学療法に効果
治療は化学療法が中心だ。分子標的薬のリツキシマブと従来の抗がん剤を組み合わせた治療法が行われる他、放射線療法を組み合わせることもある。
名前に「悪性」と付くため、根治が難しいと思われがちだが、胃がんや肺がんなどの固形がんに比べて化学療法が効きやすい。悪性リンパ腫と診断された時点で根治の可能性が発生するという。
「悪性リンパ腫は抗がん剤への反応が非常にいい病気です。80~85%の患者に効果があり、60~70%は『完全寛解』といってがんの兆候が消えます」と名取准教授は話す。
ただし、他のがんと違って健康診断や人間ドックで分かるものではなく、痛みも無いため、実際には早期発見が難しい。普段から体の変化に注意し、腫れが大きくなるようであれば専門医の診断を仰ぎたい。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/07/30 13:54)