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たばこ「3次喫煙」被害=東京オリパラへ対策

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催などをきっかけに、喫煙をめぐる問題が改めてクローズアップされている。特に問題になるのが、自分はたばこを吸わないのに健康被害を受ける受動喫煙の問題だ。背景には、少数の喫煙者のために多数の非喫煙者が迷惑を被るのはおかしい、という批判がある。

 たばこで迷惑、64%

 時事通信は6月9~12日に実施した世論調査で、喫煙について聞いた。たばこを「吸わない」と答えた人は80.2%、「吸う」は19.8%だった。「吸う」と答えた喫煙者は1日何本くらい吸っているのか。10~19本が8.9%、20~29本5.8%、9本以下は4.0%。この結果からは、喫煙者が日々、かなりの量のたばこを吸っていることがうかがえる。
 調査では、他人が吸うたばこの煙に迷惑を感じた経験があるかどうかも聞いた。「ある」は64.1%、「ない」は35.9%。特に迷惑だと感じる場所については、「レストラン.喫茶店」の52.15が最も多い。「街頭」41.0%、「駅構内やバス停」19.1%、「職場」18.6%、「家庭」10.8%と続いた。

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