鈴木則宏 医師 (すずきのりひろ)

慶應義塾大学病院

東京都新宿区信濃町35

  • 神経内科
  • 教授

神経内科 内科

専門

片頭痛などの慢性頭痛、脳血管障害(脳卒中)、認知症

鈴木則宏

慶應義塾大学医学部神経内科のリーダーとして、最新・最先端の医療技術の導入・開発を行う、国内トップクラスの専門医である。頭痛外来・パーキンソン外来・脳血管疾患外来といった7つの専門外来を設置し、多岐に渡る診療を展開。特定疾患指定に属する患者(いわゆる難病の方)に対しても十分な意思の疎通を行い、心身ともに支えられるよう取り組む。頭痛外来では、片頭痛を中心に、群発頭痛、緊張型頭痛、その他の非定型的顔面痛、慢性連日性頭痛といった難知性慢性頭痛にも対応。
教授である鈴木医師を中心に、髙橋愼一医師(准教授)、清水利彦医師(専任講師)、伊東大介医師(専任講師)、柴田護医師(専任講師)、鈴木重明医師(専任講師)、吉崎崇仁医師(専任講師、大木宏一医師(専任講師)、長田高志(専任講師)といったエキスパートが治療にあたっている。

診療内容

慶應義塾大学医学部神経内科には、頭痛外来・パーキンソン外来・脳血管疾患外来・メモリークリニック(認知症外来)・ボトックス外来・神経免疫外来(重症筋無力症・多発性硬化症)・神経疼痛疾患はり治療外来・てんかん外来といった専門外来が設けられている。「頭痛専門外来」では、次のような取り組みを行っている。
対象患者は、片頭痛(前兆の有無にかかわらず)が多数であるが、群発頭痛、緊張型頭痛、その他の非定型的顔面痛、慢性連日性頭痛に属するような難知性の慢性頭痛も一緒に診察している。さらに稀な頭痛を来す疾患もともに受け入れ、患者の状況に応じた薬剤・服用方法を用いる。片頭痛急性期においては、その特効薬ともいわれるトリプタンが用いられる。
片頭痛には「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」がある。「前兆のある片頭痛の」前兆には、視覚症状、感覚症状、言語症状などがあるが、最も一般的なのは「目がチカチカして中心が暗くなり見にくくなる」という視覚的前兆(閃輝暗点)である。片頭痛発作そのものを鎮静させるためには「前兆のある片頭痛」「前兆のない片頭痛」にかかわらずトリプタンが使われるが、頭痛発作が頻繁に起こる場合には、できる限り発作が起こらないようにする治療が必要となる。この治療は片頭痛予防療法と言われ、効果の判定のために少なくとも2カ月間は予防薬(カルシウム拮抗薬(ロメリジン(Rマーク)、ミグシス(Rマーク))、β遮断薬、(インデラル(Rマーク))バルプロ酸(デパケン(Rマーク)、セレニカ(Rマーク))など)を飲み、その後は3~6カ月継続して症状に改善がみられてきたら徐々に内服する量を減らしていく治療法である。
鈴木医師は次のように語る。「片頭痛は体を動かすと悪化し、また、痛い時は光や音が異常に気になるのでなるべく暗めの静かな部屋などで横になるとよいでしょう。痛む個所を冷やしたり、こめかみを押すなどの対処法も効果的です。予防として、ストレスをためない。食事はきちんと取る。睡眠不足や寝すぎは避け規則正しい生活を送る。など、生活リズムを守ることがポイント。逆に、激しい運動や入浴、飲酒は痛みが増すことがあるので避けるよう心がけましょう」

医師プロフィール

1977年3月 慶應義塾大学医学部 卒業
1981年3月 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程(内科学専攻)修了・医学博士
1981年4月 慶應義塾大学医学部内科学助手
1982年6月 静岡赤十字病院神経内科副部長
1982年9月 慶應義塾大学医学部内科学助手に復職
1986年9月 スウェーデン・ルンド大学医学部医学細胞研究学教室に国外留学
1986年9月 スウェーデン・ルンド大学大学院医学研究科(神経科学)入学
1989年11月 スウェーデン・ルンド大学大学院医学研究科(神経科学)修了・医学博士(PhD)
1989年12月 慶應義塾大学医学部内科学助手に復職
1991年4月 水戸赤十字病院第一内科部長兼神経内科部長
1997年4月 水戸赤十字病院副院長
1998年6月 北里大学医学部内科学専任講師
1999年7月 北里大学医学部診療助教授(内科学)
2002年4月 北里大学医学部内科学助教授
2003年10月 北里大学医学部診療教授(内科学)
2004年4月~ 慶應義塾大学医学部教授-内科学(神経)に就任
2004年10月~2006年9月 慶應義塾大学病院副院長(兼務)
2007年10月~慶應義塾医師会会長(兼務)

「慢性頭痛」を専門とする医師