竹島多賀夫 医師 (たけしまたかお)

富永病院

大阪府大阪市浪速区湊町1-4-48

  • 神経内科
  • 副院長
  • 部長 頭痛外来、頭痛センター長

神経内科 内科

専門

神経内科全般、慢性頭痛、パーキンソン病

竹島多賀夫

富永病院の頭痛センターは、2010年より竹島多賀夫医師を頭痛センター長として招聘し開設されたもの。最新の検査機器を備え、頭痛全般の診断と治療を行っている。診断にあたっては、まずはどういった種類の頭痛であるかを正確に把握することを重要とし、心がけているのは丁寧で正確な診療。しかし「気をてらうような治療は好まない」という。ガイドラインに沿った標準的治療を重視し、それでも思わしくない場合には、患者と相談しながら新しい治療や試験的な治療を実施する。

診療内容

「正確な頭痛診断をして、最適な治療を実施します」と語る竹島医師は、頭痛の診断のむずかしさと重要性を、つぎのように解説する。
「一次性頭痛の診断は、脳MRIや血液の検査で確定するわけではありません。これらの検査はあくまでも二次性頭痛(脳腫瘍や全身疾患による頭痛)ではないことを確認するための検査です。一次性頭痛の診断には、頭痛の特徴やパターンをきちんと把握して判断する必要があります。片頭痛や群発頭痛の診断は簡単なようで、実は熟練を要します。事実、多くの片頭痛や群発頭痛の患者さんが、緊張型頭痛などと診断されて、不適切な治療をうけておられます。まず正確な診断を下して、その後に最適な治療法が選択できるのです。スタートラインが間違っていると、いつまでたっても頭痛は改善しないのです。従って「正確な頭痛診断」が重要なのです」なかでも重視しているのは「頭痛ダイアリー」。
「高血圧の方は毎日の血圧測定とその結果の記録が治療に重要です。糖尿病では血糖値やグリコヘモグロビンの値の記録が重要です。慢性頭痛の治療には、頭痛の程度や経過の記録が大変参考になります。どのような形式でもよいので、頭痛の記録(頭痛ダイアリー)が、必要です。毎日つけることが難しい方は、1週間に1回、1週分をまとめてつけてもかまいません。診察室に入ってから、ドクターの前で最近1カ月の頭痛を思い出しながら話をするよりも、診察室に入る前に1ヵ月分の頭痛の記録、経過を準備して、診察を受けていただいた方が、はるかに効率的で、頭痛の状況が正確にドクターに伝わります。時間の余裕ができれば、今後の治療方針の相談や、服薬の仕方のアドバイスなどに多くの診察時間を使うことが可能になります。また、ご自身の頭痛の記録を付けてみられることで、頭痛の誘因やパターン、ライフスタイルの問題点など自ら気付かれることも大きな利点です」(竹島医師)

医師プロフィール

1959年 大阪生まれ
1984年 鳥取大学医学部 卒業
医学博士、神経内科専門医、頭痛専門医。鳥取大学医学部・脳神経内科助手、講師、助教授、准教授経て、
2010年より現職

米国国立衛生研究所(NIH)に留学、神経細胞分子生物学研究に従事。頭痛症、パ-キンソン病に関連した論文、著書、多数。頭痛の知識の普及のため講演活動も積極的に行っている。NHKきょうの健康(2007年)、TBS夢の扉(2008年)、NHK 名医にQ(2011年)などにも出演。

「慢性頭痛」を専門とする医師