帆秋善生 医師 (ほあきよしお)

大分丘の上病院

大分県大分市大字竹中1403

  • 精神科、心療内科、神経内科、児童精神科
  • 院長、理事長

精神科 神経科 心療内科

専門

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

帆秋善生

大分丘の上病院院長の帆秋善生医師は、心の病に関する数多くの実績と経験を誇る。PTSD等の様々な症状の患者を年間平均500~600名診ており、各専門資格を持つスタッフによるチーム医療を展開。「癒やし」と「再生」を根本に、電子カルテを活用するなど多角的なケアを行い、家族へ納得・安心を与えられるよう尽力しながら、充実のサポート体制で臨む。また、不登校のような児童思春期の疾病においても定評があり、専門機関と連携して指導に携わるなど、様々な活動に取り組んでいる。

診療内容

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、災害、自己、レイプ、虐待、夫の暴力、親しい人の突然死など、生死に関わる強いストレスで受けた心の傷(トラウマ)によって引き起こされる心の病気であり、他の神経内科・精神科領域の症状(強いうつや摂食障害など)を合併しているケースが多いため、治療は非常に難しいと言われていた。しかし、10年間に渡る様々な取り組みを経て、その治療方法の要が「癒しと再生」であることがわかってきた。
帆秋医師が院長としてリードする同院では、特に「癒やす」ことが大切と位置づけ、安全で安心な場所にいるように配慮し、一人暮らしを止めて家にいる・入院するといった環境にいることを勧めている。フラッシュバックを起こしたり、過敏だったりといった症状には薬を処方する場合も少なくなく、入院や投薬でもパニックになってしまうような人には、スタッフが後ろから抱き抱えて「苦しいのよね、大丈夫よ、大丈夫よ」と耳元で語りかける「治療的抱擁」を行うなど、全力でサポートする。
患者と向きあい、時間をかけて話しに耳を傾けることも重要な治療の一つとし、女性の心理療法士が寄り添い、涙を流すことによる「浄化」という癒やしを導く。
「怒り」という傾向を持つケースでは、トラウマの対象に復讐のような形で現れる患者の怒り・八つ当たりといったものを受け止めることで、患者とスタッフが一緒に治療に取り組み、怒りを乗り越えて行こうと確認していく。
無力感や無能感にも対応し「自分はダメな人間」思い込んでいる患者に有力感を取り戻すよう促す。
これらを踏まえ、やり直したり、新しい人生に踏み出したりできるよう支える「再生治療」を厚く展開。
失ったものを数えるのではなく、まだ手元に残っているもの・今の自分を支えてくれている人たち・これからの可能性などを教え、最後は「生きているだけでもう儲けものだ」という心境になれるまで支えていくものである。治療には、ゆっくりと時間をかけることが必要であり、少なくとも1~2年、長い場合は4~5年ぐらいと考えて取り組む。
帆秋医師は「患者さんの地道な努力に私たちも励まされます」と言い「根気良く治療を行っていくと必ずトラウマを克服していくことができます。決して諦めないで欲しいのです」と語っている。

医師プロフィール

1989年1月 久留米大学精神神経科非常勤講師
1990年 大分いのちの電話相談員養成講座講師、スーパーバイザー
1995年 大分県警少年サポートセンターアドバイザー
2006年4月 大分県精神医療審査会委員