白川美也子 医師 (しらかわみやこ)

こころとからだ・光の花クリニック

東京都杉並区阿佐谷南1-34-9 サウスコート阿佐谷203

  • 精神科
  • 院長

精神科 心療内科 内科

専門

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

白川美也子

白川美也子医師は女性や子どものトラウマの治療が専門。子どもの虐待、特に性的虐待、DVや性暴力など対人暴力被害、いじめによるものを多く診療している。トラウマの連鎖を防ぐため、乳児院、児童養護施設、出産を扱う婦人保護施設など社会福祉施設での活動にも力を入れている。東日本大震災後に岩手県でのトラウマ外来設立と学校支援を行った。臨床経験の豊富さ、講演、執筆活動などから、トラウマ治療の第一線で活躍している医師として認知されている。子どもと家族のメンタルヘルス関する任意団体の代表を務める。

診療内容

初診でアンケートや心理検査などから患者の状況を探る。本診では、今、何がいちばん苦しいのか、どのように困っているかの主訴を聞き、幼い頃からの生活史について患者と家族から詳細な問診を行なう。診断を行なうときには、操作的診断名をつけるだけでなく、どうしてそのような症状が出て来たかを治療者患者の双方が理解しながら、治療を進めていくことにしている。
特にPTSDなどのトラウマ性疾患、トラウマが関連する不安性障害やパニック障害、抑うつ状態については、心理部門との協力を行ないながら、心理教育をベースに、小児にはトラウマフォーカスト認知行動療法やEMDR、成人にはEMDR、持続エクスポージャー、ナラティブエクスポージャーセラピー、弁証法的認知行動療法など、解離性障害の人には前記に加えて自我状態療法などの中から適切で、患者の望むスタイルを選択し、トラウマに焦点をあてて速やかな回復を目指す回数限定性の集中治療を提案する。また、他の代替療法家との連携も積極的に行なっている。
カメリアグループは「医療・福祉・教育を通してより健やかな日本社会と豊かな未来の創造をめざす」との理念を掲げ、長年活動してきた。中でも横浜カメリアホスピタルは「日本社会の新たなニーズに応えるために専門性の高い精神科保健医療福祉の創造をめざす」という病院理念を掲げ「児童思春期精神科医療」「うつ病専門医療」「ストレス関連疾患専門医療」を主な柱とした新たなスタイルの構築を模索し、グループ治療や治療教育プログラムなどを確立してきた実績がある。患者・家族・医療者の三者がスクラムを組み、この三者が共通の理解のもとに手を携え、治療を形づくる「クリエイティブ・ケア」を通して、今ある病と苦しみからの速やかな回復と社会参加をめざしている。
白川医師は、NPO法人女性の健康と安全のための支援教育センター理事、日本トラウマティックストレス学会理事、日本子どもの虐待防止学会理事、EMDR学会理事、静岡県被害者対策アドヴァイザー、東京恵明学園嘱託医、東京都女性保護施設慈愛寮嘱託医、東京都立川児童相談所嘱託医であり、またシーディングホープ(子どもと家族のメンタルヘルス向上に関する任意団体)を設立し代表を務めるなど、女性と子供に対する役職など多くを手がけている。未曾有の震災と言われている東日本大震災の支援にも、盛岡市みらいの風せいわ病院でのトラウマ外来設立支援や、岩手県教育委員会宮古山田地区スーパヴァイザーとして関わった。また、地域における子ども虐待やDVによるサバイバーの方への臨床的支援、研究にも携わっている。
講演活動も豊富で子ども虐待とくに性虐待、さらに性暴力などの犯罪被害、子どものトラウマと発達障害、DVによる影響をうけた成人と子どもの支援の関連で多くの知見を発表している。現場の支援者への支援を重視し、精神科医療ですら未だ適切な理解がなされていない複雑なトラウマによる病態への偏見をなくし、理解を深め、適切な対応やケアがなされるようになることにも努めている。

医師プロフィール

1989年3月 浜松医科大学医学部 卒業
1989年7月 同大学精神科教室入局
2000年4月 独立行政法人国立病院機構天竜病院 小児神経科 精神科医長
2006年4月 浜松市保健福祉部保健福祉施設設置準備室
2007年4月 浜松市精神保健福祉センター所長
2008年4月 国立精神・神経医療研究センター 臨床研究基盤研究員
2010年1月 昭和大学精神医学教室 特任助教
2010年4月 東京女子医科大学女性障害健康センター非常勤講師(現在所属)
2011年4月 医療法人カメリア横浜カメリアホスピタル精神科
2013年3月 クリニック「スペース白い花」を開業
2013年10月 「こころとからだ・光の花クリニック」を開業