古瀬純司 医師 (ふるせじゅんじ)

杏林大学医学部付属病院

東京都三鷹市新川6-20-2

  • 腫瘍内科
  • 教授/診療科長 がんセンター長

内科 腫瘍内科

専門

肝・胆道・膵がん化学療法、消化器がん化学療法

古瀬純司

古瀬純司医師は、膵臓がんや胆道がんの抗がん薬「ゲムシタビン」、肝臓がんの分子標的薬「ソラフェニブ」の臨床開発に中心人物としてかかわり、当時有効な薬剤がほとんどなかった日本の肝・胆道・膵がん患者さんに使用できるよう働きかけてきた、日本有数の腫瘍内科医である。
 学生時代に聞いた「これからはメスの時代ではない。内視鏡や針でがんを治療する時代だ」という言葉に刺激を受け消化器疾患の専門医を目指して第一内科に入局。その後、国立がんセンターで、臨床試験を通じて有効な薬を見つけ出し、治療法の有効性と安全性を科学的に立証していく腫瘍内科(Medical Oncology) という世界に入った。「薬が一つ開発されると、その恩恵にあずかれる人が何万人といる。有効な薬の研究で、もっと多くの患者さんの力になりたい」と考え、治療法を科学的に開発・検証して治療のスタンダードを築いていく道を進んだ。
 がん薬物療法の専門家としての実績から、2008年に杏林大学医学部腫瘍内科学教室の立ち上げに着任。科学と人間性の視点から腫瘍内科学の教育・診療・研究を行い、がん治療の進歩に貢献している。また、杏林大学病院では、地域に密着したがん治療のスタイルを確立していきたい。

診療を受けるには

古瀬医師の外来は、月曜、水曜、木曜の午前中。金曜の午前中は(第1.3.5週)
初診時に、他の保険医療機関からの紹介状を持参せずに受診した場合、初診料とは別に料金が発生する。要確認。

医師プロフィール

1984年3月 千葉大学医学部卒業
1984年5月 千葉大学第一内科 
1992年7月 国立がんセンター東病院肝胆膵内科
1999年4月 国立がんセンター東病院病棟部医長 
2001年 9月-2002年8月 米国、トーマス・ジェファーソン大学客員研究員
2008年3月 杏林大学医学部腫瘍内科学教室 教授

所属学会

医学博士、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)肝胆膵グループ代表、日本臨床腫瘍学会 協議員、暫定指導医、日本膵臓学会 第50回日本膵臓学会大会会長、膵癌診療ガイドライン作成委員、評議員、日本肝胆膵外科学会 胆道癌取扱規約委員会委員、胆道癌診療ガイドライン作成委員、転移性肝癌国際診療ガイドライン作成副委員長、日本肝臓学会 専門医、日本肝癌診療ガイドライン作成委員、日本内科学会 認定医、指導医、日本消化器病学会 専門医、指導医、米国臨床腫瘍学会(ASCO)会員、欧州腫瘍内科学会(ESMO)会員

2007年2月 田宮記念賞受賞「切除不能進行膵・胆道がんに対する標準的全身化学療法の確立に関する研究」

主な著書

・Furuse J. Paradigm shifting of systemic chemotherapy for unresectable pancreatic cancer in Japan. J Clin Med 2019;8(8)
・Furuse J. A PARP inhibitor in pancreatic cancer: Enhancement anti-tumour activity of chemoradiation therapy against pancreatic cancer? EBioMedicine 2019;40:9-10
・Furuse J, Kurata T, Okano N, Fujisaka Y, Naruge D, Shimizu T, Kitamura H, Iwasa T, Nagashima F, Nakagawa K. An early clinical trial of Salirasib, an oral RAS inhibitor, in Japanese patients with relapsed/refractory solid tumors. Cancer Chemother Pharmacol. 2018;82(3):511-519.
・Furuse J, Shibahara J, Sugiyama M. Development of chemotherapy and significance of conversion surgery after chemotherapy in unresectable pancreatic cancer. J Hepatobiliary Pancreat Sci 2018;25:261-268
・Furuse J, Ishii H, Okusaka T. The hepatobiliary and pancreatic oncology (HBPO) group of the Japan Clinical Oncology Group (JCOG): History and future direction. Jpn J Clin Oncol 2013;43:2-7.
・Furuse J, Kasuga A, Takasu A, Kitamura H, Nagashima F. Role of chemotherapy in treatments for biliary tract cancer. J Hepatobiliary Pancreat Sci 2012;19:337-41.
・Furuse J, Okusaka T, Bridgewater J, Taketsuna M, Wasan H, Koshiji M, Valle J. Lessons from the comparison of two randomized clinical trials using gemcitabine and cisplatin for advanced biliary tract cancer. Crit Rev Oncol Hematol 2011;80:31-9.
・Furuse J, Okusaka T, Kaneko S, Kudo M, Nakachi K, Ueno H, Yamashita T, Ueshima K. Phase I/II study of the pharmacokinetics, safety and efficacy of S-1 in patients with advanced hepatocellular carcinoma. Cancer Sci 2010;101:2606-11.
・Furuse J: Targeted therapy for biliary-tract cancer. Lancet Oncol 2010;11:5-6

医師発信欄

(更新日:2020年2月2日)