上坂克彦 医師 (うえさかかつひこ)

静岡県立静岡がんセンター

静岡県駿東郡長泉町下長窪1007

  • 肝・胆・膵外科
  • 総長(総括者)

肝臓外科 膵臓外科 胆のう外科

専門

消化器外科、肝胆膵外科

上坂克彦

上坂克彦医師は、静岡県立静岡がんセンターにて総長を務め、年間約400例に及ぶ肝胆膵がんの手術に携わる。膵臓がん手術後の補助化学療法にS-1(経口抗がん剤)を用いた大規模ランダム化比較臨床試験(JASPAC 01)で代表研究者を務め、当時の術後補助療法の標準治療に用いられていたゲムシタビンよりも、S-1を使用したほうが優れた有用性を示すことを報告し、世界中より注目を集めた。切除可能膵癌や切除可能境界膵癌の治療法の開発・研究、切除不能膵癌の化学療法後の切除の取り組みに力を入れている。難治とされる膵臓がんの専門医として知られ、数多くのメディアに出演している。

診療を受けるには

原則、紹介予約制。上坂医師の外来は、水曜の午前・午後。

医師プロフィール

1982年 名古屋大学医学部 卒業
1982年 南生協病院 外科医師
1986年 国立がんセンター 外科レジデント
1989年 南生協病院 外科医長
1990年 名古屋大学第一外科 医員
1993年 愛知県がんセンター 消化器外科副医長
1996年 名古屋大学第一外科助手
この間  1997年6月~1998年3月 文部省在外研究員としてハーバード大学留学
1998年~2000年 名古屋大学第一外科 医局長
2002年4月~ 静岡県立静岡がんセンター 肝胆膵外科部長
2011年1月~ 同上 副院長 兼 肝胆膵外科部長
2020年4月~ 同上 病院長
2023年4月~ 同上 総長

所属学会

日本外科学会 代議員・指導医・専門医、日本消化器外科学会 指導医・専門医・特別会員、日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医・特別会員、日本胆道学会 指導医・特別会員、日本膵臓学会 指導医・特別会員、膵癌診療ガイドライン改訂委員、胆道癌診療ガイドライン委員会委員・胆道癌取扱い規約委員会実務委員などを歴任

【その他】
日本消化器病学会、日本癌治療学会、日本癌学会
International Hepato-Pancreato-Biliary Association 会員、等

主な著書

Uesaka K, et al. Adjuvant chemotherapy of S-1 versus gemcitabine for resected pancreatic cancer: a phase 3, open-label, randomised, non-inferiority trial (JASPAC 01).
Lancet 2016; 338: 248-57. ほか
(更新日:2024年3月28日)

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