齋浦明夫 医師 (さいうらあきお)

順天堂大学医学部附属順天堂医院

東京都文京区本郷3-1-3

  • 肝・胆・膵外科
  • 教授

消化器外科 外科

専門

消化器外科、肝胆膵外科全般

齋浦明夫

齋浦明夫医師の専門は、肝臓、胆道、膵臓の疾患への外科治療。殊に、生存率が低いことで知られる肝臓・胆道・膵臓のがんを専門に診療し、低侵襲手術から拡大手術まで幅広く対応してきた。
肝臓の中心部では胆管や血管などが複雑に絡み合い、胆道の周辺にも重要な血管や神経、リンパ管が走っていため、この領域のがんは手術が難しいケースが多い。胆道がんの場合、早期から周囲に浸潤しやすいことも手術を困難なものにしている。また、すい臓がんでは、膵頭部を切除するときは胆管や十二指腸の一部も切除する上、つなぎ直す必要もあり、やはり手術の難易度が高い。齋浦医師はこのような施設間格差が出やすい手術を中心に6,000件以上の手術実績を持ち、国内トップクラスの名医として知られている。
齋浦医師によると、近年は低侵襲な腹腔鏡手術が格段に増えたという。「この領域の外科におけるトピックは低侵襲手術です。大きな傷が残ることなく、腹腔鏡で行える割合が増えてきました。従来は患者さんの体に負担のかかる開腹手術が多かったのですが、より低侵襲で、安全な方法が開発されています」(齋浦医師)
昔のことを考えれば、肝臓・胆道・膵臓がんの生存率は徐々に向上しつつあり、「これらの難治性のがんを治すことが使命」と齋浦医師は語る。
なお、どのがんにも言えることだが、肝臓・胆道・膵臓のがんも早期発見が必須だ。そのためには、「一般的な健康診断で構わないので、定期的な検査を欠かさないことが重要」と齋浦医師は強調する。いずれも自覚症状が出にくく、予後も良くないだけに、年1回の健康診断は欠かさず受けるようにしたい。

診療を受けるには

受診時は他の医療機関からの診療情報提供書(紹介状)を持参すること(発行後6カ月以内のものを有効とする)。紹介状がない場合、診療費とは別に初診時選定療養費が必要となる。

医師プロフィール

1993年 東京大学医学部卒業
1996年 東京大学第二外科 助手
1998年 都立墨東病院外科 医員
2002年 東京大学肝胆膵人工臓器移植外科 助教
2003年 癌研病院消化器外科 医員
2008年 がん研有明病院消化器外科 肝胆膵外科部長
2019年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 肝・胆・膵外科教授

所属学会

日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医、日本肝胆膵外科学会高度技能指導医、日本消化器外科学会(評議員)、日本臨床外科学会(評議員)、日本肝胆膵外科学会(評議員)、da Vinci Certificate

主な著書

『がん研 肝胆膵外科ビデオワークショップ-ことばと動画で魅せる外科の基本・こだわりの手技』(2018年 メジカルビュー社)監修
『膵癌・胆道癌 (がん研スタイル 癌の標準手術)』(2015年 メジカルビュー社)編集
『肝癌 (がん研スタイル癌の標準手術)』(2014年  メジカルビュー社)編集

医師発信欄

胆管がん「余命6ヵ月宣告」から生還した患者とその主治医の全告白:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59909?page=2
(更新日:2021年9月21日)