急病の手当て 家庭の医学

 応急手当てが必要となる病気、けがはたくさんあります。原因がなんであれ、心肺停止の状態におちいっている傷病者へは、すばやく心肺蘇生法を開始しなければなりません。
 応急手当てをしないと病状が悪化し、しばしば死亡にいたる状態(意識障害、気道閉塞、呼吸停止、心肺停止)にある傷病者を見かけたら、意識状態を評価し、症状を聞き、すぐに救急車を呼ぶことが大切です。

(執筆・監修:社会医療法人恵生会 黒須病院 内科 河野 正樹)