強い頭痛と強い胸痛の手当て 家庭の医学

 強い頭痛では意識障害、めまい、吐き気・嘔吐(おうと)、まひを伴うことが多いので、回復体位とし、吐物(とぶつ)などによる気道閉塞にすぐ対処できるようにしておきます。
 強い胸痛では、衣服をゆるめて楽な姿勢にし、横にして両足をすこし高くして寝かせます。逆に心不全のときは、胸痛に呼吸困難を伴っているので、上体を起こしたまま(起坐呼吸〈きざこきゅう〉)にしておきます。

(執筆・監修:社会医療法人恵生会 黒須病院 内科 河野 正樹)

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