乳腺症〔にゅうせんしょう〕
乳腺が長期間卵巣ホルモンの影響を受けた結果起こる変化を総称したものです。乳腺症は広い意味では自然の生理現象の一つと考えることもできますが、そのなかには老化といえるような線維化、乳腺の萎縮から、乳がんのリスクになりうる増殖性変化までいろいろなものが含まれています。
乳腺症では乳腺内に大小さまざまの結節を生じることがあるので、乳がんとの区別がむずかしいことがあります。
乳腺症は、特に治療を必要とはしません。
乳腺症では乳腺内に大小さまざまの結節を生じることがあるので、乳がんとの区別がむずかしいことがあります。
乳腺症は、特に治療を必要とはしません。
(執筆・監修:日本大学医学部附属板橋病院 乳腺内分泌外科 教授 多田 敬一郎)