線維腺腫〔せんいせんしゅ〕
若い女性に多い良性のしこりです。線維腺腫は思春期に乳腺内に小さなものができ、その増殖速度には個人差があります。多発することや両側乳房(にゅうぼう)にできることもあります。乳がんと区別することが重要です。
マンモグラフィや超音波(エコー)の画像検査で判断できることが多いのですが、穿刺(せんし)吸引細胞診(注射針を刺して細胞を吸引し、顕微鏡で調べる)や針生検(やや太めの針で細胞をとって顕微鏡で調べる)が必要なこともあります。原則として手術は必要ありませんが、大きさが3cmを超えるようであれば、切除を考えます。
マンモグラフィや超音波(エコー)の画像検査で判断できることが多いのですが、穿刺(せんし)吸引細胞診(注射針を刺して細胞を吸引し、顕微鏡で調べる)や針生検(やや太めの針で細胞をとって顕微鏡で調べる)が必要なこともあります。原則として手術は必要ありませんが、大きさが3cmを超えるようであれば、切除を考えます。
(執筆・監修:日本大学医学部附属板橋病院 乳腺内分泌外科 教授 多田 敬一郎)