動眼神経まひ〔どうがんしんけいまひ〕
[症状]
眼瞼下垂(がんけんかすい)、物が二重に見える(複視)、遠近がぼける、瞳が散大している、斜視があるなどの症状が起こります。
外傷、脳動脈瘤(りゅう)、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、熱性疾患や糖尿病などで、脳の動眼神経核から眼球までの途中で、動眼神経が障害されて起こります。
[治療]
原因疾患の検索とその治療が第一です。原因不明の場合は、副腎皮質ステロイド薬が用いられることがあります。
まひが3カ月以上続くと、回復過程で再生する神経が別の方向に進み、眼球運動に障害が起こってしまう場合もあります。
症状が固定してから手術で複視を軽減させることもあります。
眼瞼下垂(がんけんかすい)、物が二重に見える(複視)、遠近がぼける、瞳が散大している、斜視があるなどの症状が起こります。
外傷、脳動脈瘤(りゅう)、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、熱性疾患や糖尿病などで、脳の動眼神経核から眼球までの途中で、動眼神経が障害されて起こります。
[治療]
原因疾患の検索とその治療が第一です。原因不明の場合は、副腎皮質ステロイド薬が用いられることがあります。
まひが3カ月以上続くと、回復過程で再生する神経が別の方向に進み、眼球運動に障害が起こってしまう場合もあります。
症状が固定してから手術で複視を軽減させることもあります。
(執筆・監修:慶應義塾大学 教授〔眼科〕 根岸 一乃)