外転神経まひ〔がいてんしんけいまひ〕
まひした目が内側に寄り、物が二重に見えるとうったえます。外転神経は頭の中でもっとも長く走っている神経ですから、いろいろなことで障害を受けます。たとえば脳内血管障害、脳腫瘍、炎症や外傷などで起こります。
治療は動眼神経まひと同様です。自然によくなることもありますので、数カ月はビタミン剤の内服などで回復するかどうか様子をみます。回復しない場合、手術で上下直筋の眼球付着部位を変える方法などもあります。
治療は動眼神経まひと同様です。自然によくなることもありますので、数カ月はビタミン剤の内服などで回復するかどうか様子をみます。回復しない場合、手術で上下直筋の眼球付着部位を変える方法などもあります。
(執筆・監修:慶應義塾大学 教授〔眼科〕 根岸 一乃)