大分県は16日、同県由布市の飲食店「黒嶽荘」で3~12日に食事をしたり湧き水を飲んだりした観光客らが下痢などの症状を訴え、18都府県の458人が食中毒になったと発表した。患者からノロウイルスが検出され、県は料理などに使われた湧き水が汚染されていた可能性があるとみて調べている。
 県は13日、東京の高校生ら28人が嘔吐(おうと)などの症状を訴えたと公表し、同店を15日まで3日間の営業停止処分とした。その後の調査で、症状を訴えた患者が458人に拡大。2人が一時入院したが、全員軽症という。 (C)時事通信社