厚生労働省は3日、2023年度に病気やけがの治療で医療機関に支払われた概算の医療費(速報値)が前年度比2.9%増の47兆3000億円だったと発表した。高齢化や医療技術の高度化により過去最高を更新した。増加は3年連続。
 新型コロナウイルス感染症法上の位置付けが23年5月に「5類」に引き下げられたため、医療費への影響は前年度より緩和された。 (C)時事通信社