怖い睡眠時無呼吸症候群=高血圧や動脈硬化誘発
◇専門医が継続的関与を
旅客機内でも使用可能なまでに小型化された「経鼻的持続陽圧呼吸法」(CPAP)治療器=成井浩司部長提供
治療としては、就寝中の口呼吸を避け気道を確保する方法が有効。マウスピースの装用や、一定圧の空気をマスクから送り続ける「経鼻的持続陽圧呼吸法」(CPAP治療)=用語説明参照=があり、どちらも一定の診断基準を満たせば健康保険が適用される。
「治療法としては手軽さや効果の面では一長一短。ただ、どちらも症状を一時的に緩和するだけで、原因を抜本的に改善するものではない。原因が副鼻腔炎などの場合はその疾患の治療を、肥満であれば生活の改善や運動で減量する治療を続けなければならず、専門医の継続的な関与が必要になる」
精密な確定診断には、入院し頭部にセンサーを着けた脳波測定などの検査が必要なSAS=東京都調布市内の専門クリニック
(2017/11/19 15:09)