インタビュー

しっかり食べ、軽い運動を
健康で美しくなるダイエット

きちんとした食事、軽い運動を
 薄着になったり、水着を着けたりする夏のシーズンにダイエットに取り組んでいる女性も多いだろう。ただ、方法や程度を間違うと健康を損ねてしまい、目標とした美しさも手に入れられなくなる危険も潜んでいる。「肉をはじめ、三大栄養素とビタミンをしっかり取る。そして、ハードな運動でなくてもよいから、いつも身近な所で体を動かすよう心掛けることです」。心療内科医であり栄養療法=用語説明①=にも詳しい「ひめのともみクリニック」(東京都品川区)の姫野友美院長に、健康的で美しくなるダイエットについて語ってもらった。

 ◇栄養不足は駄目

 ダイエットの基本的な仕組みはまず、毎日の平均的な摂取カロリーを上回るカロリーを食事で減らし、体内に蓄えられている脂肪をカロリーに変換させることで体重を減らす。また、脂肪を燃焼させるためにはウオーキングなどの有酸素運動が効果的だ。

 この時、単に摂取カロリーを減らして体重を減らすと、筋肉量の減少や体調不良などを引き起こす危険がある。それは、栄養失調に陥っているからだ.

姫野友美院長
 姫野院長は、栄養不足はダイエット本来の目的である「美しさ」や「きれいに見えるようにしたい」という面でもマイナスに働く、と指摘する。栄養不足で皮膚の張りがなくなったり、顔色が悪くなったりする。「表情が乏しくなってしまえば、いわば『枯れかけている状態』です。決して、周囲から美しく見えないですよ」とアドバイス。「健康で美しく見えるためには肉や魚などもしっかり食べてたんぱく質や脂肪を補充し、ジョギングやウオーキングなどの軽負荷の有酸素運動を続ける方がよいのです」

 「美しくあるためには、細胞が元気でなければいけません。そのためには三大栄養素=用語説明②=とビタミン、ミネラルをバランス良く、かつ適切な量を摂取する必要があります」と強調する。中でも重要なのが、肉や魚に含まれる動物性たんぱく質だ。体内の新陳代謝を促進したり、脳の活動を活発にしたりするセラトニンやドーパミンなどの脳内ホルモンの生成にはたんぱく質が欠かせず、体を活性化させるためにも不可欠だ。

 ◇ぽっちゃり型でOK

 「どんなに体型が整っていても貧血や栄養失調で思うように動けなければ、レジャーを楽しむどころではないでしょう。脳内ホルモンが不足すれば無表情になったり、意欲がなくなり、会話が続けられなくなったりする。これでは夏を楽しむどころではなく、逆効果です」

  思春期以降の女性は、その後の妊娠・出産に備えて脂肪を体に蓄えようとする働きが強くなる。「ある程度『ぽっちゃり体型』になるのは当然です。ファッション業界でも、そんなややぽっちゃり型のモデルも活躍するようになっています」と過度のダイエットに警鐘を鳴らす。

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