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日本人に多い下咽頭がん ~気付いた時には進行も(国立がん研究センター中央病院 吉本世一頭頸部外科長)~
酒を飲むと顔が赤くなり、飲酒の習慣がある人で発がんする可能性が高い―。過度の飲酒を最大の原因とする下咽頭(かいんとう)がんについて…
能力高め、息苦しさも軽減 ~運動中のメントール水摂取(東北大学大学院 永富良一教授)~
メントール(L―メントール)入りの菓子や飲料を口にする冷感や清涼感をもたらす効果が知られているが、最近の研究で、運動中に摂取すると…
外見の「欠点」に固執 ~醜形恐怖症(原井クリニック 原井宏明院長)~
顔や体の一部に自信が持てず本人が「欠点」と感じても、他人から見れば大した問題ではないことは多い。「醜い」「人より劣っている」と感じ…
悪化で治療長期化も ~ものもらい(大阪鶴見まつやま眼科 松山真弘院長)~
まぶたの上下が腫れたり、痛みが出たりする「ものもらい」。めばちこ、めいぼ、おひめさんなど地域によってさまざまな呼び名がある身近な目…
ペット飼育で介護費が半額に? ~医療費は差なし(東京都健康長寿医療センター研究所 谷口優協力研究員)~
犬や猫を飼っている高齢者は、飼っていない人に比べて介護保険サービスの利用費が約半額に抑えられる―。東京都健康長寿医療センター研究所…
未破裂脳動脈瘤 ~くも膜下出血の危険(昭和大学 水谷徹医師)~
脳動脈瘤(りゅう)は脳の血管(動脈)にこぶのような膨らみができたもの。発見時に出血(破裂)の兆候のないものを未破裂脳動脈瘤と呼ぶ。…
走ると膝に痛み ~ランナー膝(ぜんしん整形外科 守重昌彦院長)~
走ると膝の外側が痛くなる腸脛(ちょうけい)靱帯(じんたい)炎。「ランナー膝」とも呼ばれ、ランニングにおける代表的なスポーツ障害とし…
女性に多いしみ「肝斑」 ~正しい診断とケア重要(日本医科大学付属病院 船坂陽子教授)~
20代後半から40代の女性で発症するケースが多い、しみの一種「肝斑(かんぱん)」。妊娠や経口避妊薬の服用などをきっかけに表れ、出産…
妊婦の受動喫煙は高リスク ~妊娠高血圧症候群(東北大学病院 岩間憲之講師)~
妊娠中の喫煙は、低出生体重、早産などのさまざまな悪影響をもたらす。東北大学病院(仙台市)産婦人科の岩間憲之講師らの最近の研究による…
果物にうつ病予防効果 ~多く食べる人でリスク低下(国立精神・神経医療研究センターなど)~
果物をたくさん食べている人はうつ病になりにくいことが、国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)、国立がん研究センター(同中央…
背中などに赤い発疹 ~すぐに広まる「とびひ」~
かゆいと思ったら枯れ野に火が広がるように、あっという間に背中全体に赤い発疹が広まり、すぐに化膿(かのう)してしまう。これが、プール…
「ミイラ便」は危険信号 ~QOLにも影響する便秘~
便秘は、本来体の外に出すべき十分な量の便を排出できない状態を指し、すっきり感がなく、不快感を伴う。便秘の人に多く見られるのがコロコ…
子どもの重症蚊刺アレルギー ~強い皮膚症状、発熱(奈良県立医科大学 浅田秀夫教授)~
重症蚊刺(ぶんし)アレルギー(蚊刺過敏症)は、エプスタイン・バーウイルス(EBV)感染による珍しい病気だ。10歳未満の子どもに多く…
健康に悪影響、明らか ~新型たばこ、安易に手出さないで(大阪国際がんセンター 田淵貴大医師)~
従来の紙巻きたばこに比べて臭いや煙が少ないといった理由で、新型たばこを吸う人が増えている。だが大阪国際がんセンターがん対策センター…
摂食嚥下障害でも楽しめる食事 ~「インクルーシブフード」(東京大学医学部付属病院 井口はるひ講師)~
かんだり、飲み込んだりするのが難しい摂食嚥下(えんげ)障害のある子ども向けの食品「インクルーシブフード」。見た目は普通の食事と変わ…
肝臓病は飲酒に要注意 ~症状に応じた食事を(虎の門病院 土井悦子部長)~
新型コロナウイルス禍で在宅勤務が増え、通勤などに伴う運動量が減少し、肥満になった人が多いという。そのため肝臓に脂肪が付いて働きが悪…
ロボット支援手術「ダビンチ」 ~保険適用広がり、負担軽く(日本ロボット外科学会 渡辺剛理事長)~
ロボットを使って行う内視鏡手術「ロボット支援手術」の保険適用の範囲が広がっている。従来の手術に比べて、出血量が少ないなど患者のメリ…
精神科のセカンドオピニオン外来 ~主治医にはっきり意思伝える(慶応義塾大学 三村将名誉教授)~
大学病院を中心に「セカンドオピニオン外来」をよく目にするようになった。現在受けている処方や今後の治療などについて、別の医療機関の医…
成人後もしこりに注意 ~先天性甲状腺機能低下症(国立成育医療研究センター 鳴海覚志室長)~
2千~3千人に1人の割合で新生児に見つかる先天性甲状腺機能低下症。診断されると治療を受けて大半が問題なく成人する。ただし、成人した…
脳と心臓の専門医が連携 ~脳梗塞の再発予防(香川県立中央病院 市川智継診療科長)~
脳梗塞は脳の血管が突然詰まる病気で、片側の手足がまひしたり、意識を失ったりする。詰まった血管に対する治療法が進歩し、死亡や後遺症に…
高齢者ほど要注意 ~高山病、事前対策を(東京医科大学病院 増山茂兼任教授)~
中高年を中心に根強い人気の登山。日本生産性本部の「レジャー白書2022」によると、2021年の登山人口は約440万人で、コロナ前の…
アニサキス症 ~寄生虫による食中毒(にしやま消化器内科 西山範院長)~
魚介類につく寄生虫アニサキスが食中毒を引き起こすアニサキス症。生や加熱、冷凍が不十分な魚介を食べることで起こる。 「冷凍されていな…
立ちふさがる言葉と文化の壁 ~外国人の精神科医療(四谷ゆいクリニック 阿部裕院長)~
日系人の単純労働を認めた1990年の出入国管理法の改正で、ブラジルやペルーなどの中南米から労働者が多く来日した。インドシナ難民や中…
治療は本人の意思尊重 ~夜尿症(東京都立小児総合医療センター 佐藤裕之部長)~
誰しも経験があるだろう幼少期のおねしょ。しかし5歳以上で、1カ月に1回以上、3カ月以上続く場合は「夜尿症」に該当すると、東京都立小…
温泉で高齢者のうつ予防? ~効果的な入浴習慣を(九州大学病院別府病院 山崎聡講師)~
毎日の温泉浴が、高齢者のうつ病を予防する可能性がある―。九州大学病院別府病院(大分県別府市)がアンケート調査を基に報告をまとめた。…