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命に関わる便秘症 ~「いきみ」に注意(横浜市立大学大学院医学研究科肝胆膵消化器病学教室 中島淳教授)~
便秘症は症状があっても軽く見られる傾向がある。しかし多くの研究から便秘症が生存率を低める疾患だということが分かってきた。慢性便秘症…
ピロリ菌感染と関連―十二指腸潰瘍 ~30年で1割に減少、高齢者は注意(昭和大学横浜市北部病院消化器センター 宮地英行准教授)~
医師が日常の診療で遭遇する頻度が高い病気の一つとされてきた十二指腸潰瘍。患者が減っているというが、なぜなのか。昭和大学横浜市北部病…
飼育前にリスク理解を―ペットアレルギー ~鼻炎やアトピーの人は起きやすい(昭和大学病院呼吸器・アレルギー内科 鈴木慎太郎講師)~
犬や猫、鳥などの動物が原因で起きるペットアレルギー。飼い主が皆発症するわけではないが、リスクを抱える人は多く、別のアレルギーを引き…
運動中の呼吸困難、喉の詰まり ~運動誘発性喉頭閉塞症(和歌山県立医科大付属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科大谷真喜子講師)~
運動のピーク時に突然喉が詰まり、息ができなくなる運動誘発性喉頭閉塞(へいそく)症(EILO)。「運動量が多くなる思春期から増え始め…
「免罪符型」健康食品広告は改善を ~不健康行動を助長(東京大学大学院医学系研究科)~
脂っこい物を食べても、このお茶さえ飲んでいれば大丈夫―。そんな印象を与える「免罪符型」健康食品の広告がテレビやインターネットで多く…
まぶたが下がったり、腕が脱力したり ~理解されにくい難病「重症筋無力症」~
車の運転中に片方の目のまぶたが下がる。右目と左目の視界がずれて距離感が狂ってしまう。髪の毛を乾かしている時に急に腕の筋力が低下して…
治療薬の選択肢広がる―片頭痛 ~上手に使ってセルフケアを~
頭が痛くて寝込んだり、吐いたりすることもある片頭痛。日常生活に支障があっても「たかが頭痛」と、周囲だけでなく患者本人も軽視しがちで…
盛り上がる赤いあざ―いちご状血管腫 ~信頼できる医療機関に相談を(埼玉県立小児医療センター 渡辺彰二副病院長)~
頭や顔などに赤く盛り上がったあざができる乳児血管腫(いちご状血管腫)は、乳児の中では最もよく見られる良性腫瘍だ。埼玉県立小児医療セ…
排尿障害、認知症も疑うべき ~加齢のせいにせず早期受診を(東邦大学医療センター佐倉病院脳神経内科 榊原隆次教授)~
頻尿や尿失禁などの排尿障害と、歩行障害―。高齢者に多いこれらの症状は、認知症と関係している場合がある。東邦大学医療センター佐倉病院…
ICU患者とのオンライン面会 ~コロナ下で有用(東京医科歯科大学大学院生体集中管理学分野 野坂宜之講師)~
コロナ下では、多くの病院で入院患者への面会が制限されている。特に、重症患者の治療を行う集中治療室(ICU)では、原則面会禁止にする…
HPVワクチンの勧奨再開 ~子宮頸がん予防、キャッチアップ接種も(自治医科大付属さいたま医療センター産婦人科 今野良教授)~
毎年1万人以上が罹患(りかん)し、約3000人が死亡する子宮頸(けい)がん。4月からは、子宮頸がんの「ヒトパピローマウイルス(HP…
軽度でも循環器病リスクに―高血圧性網膜症 ~眼底検査の結果から分析(国立循環器病研究センター病院健診部)~
国立循環器病研究センター病院(大阪府吹田市)健診部の小久保喜弘特任部長と李嘉琦研究員らは、眼底の網膜に高血圧が原因の異常が表れると…
ウオータースポーツで発症―サーファーズイヤー ~耳に冷水入り、骨が隆起(福島県立医科大学会津医療センター 小川洋教授)~
サーフィンをする人に発症しやすいことから、サーファーズイヤーとも呼ばれる外耳道外骨腫。耳の穴から鼓膜までの外耳道に、冷水による刺激…
特徴を理解し、具体的に話そう ~子どもの自閉スペクトラム症(自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児科 門田行史准教授)~
幼稚園や小学校で他の子どもとのコミュニケーションがうまく取れず、トラブルになる。興味のある遊びは一人で何時間でも続ける。音、光など…
新型コロナ後遺症治療で注目 ~上咽頭擦過療法「EAT」(田中耳鼻咽喉科 田中亜矢樹院長)~
新型コロナウイルス感染症の流行下で、感染した人が回復後、後遺症に悩むケースが増えている。現在、後遺症の治療法として注目される「上咽…
我慢しないで―手足のしびれ ~神経専門医による治療を(のじ脳神経外科・しびれクリニック 野地雅人院長)~
手や足のしびれで困っていても、かかりつけ医に「年のせい、気のせい」などと言われて我慢している人は少なくない。しびれ自体が命に関わる…
新時代に入ったHIV感染症治療 ~予後が飛躍的改善、新たな課題も~
エイズ(後天性免疫不全症候群)はかつて「不治の病」と言われた。しかし、患者をめぐる状況は大きく変化している。エイズを引き起こすウイ…
保護者が悩む「低身長」 ~個性受け入れる環境を(大阪母子医療センター消化器・内分泌科 恵谷ゆり主任部長)~
自分の子どもが同年齢の子と比べて小柄なことに不安を感じ、「病気かもしれない」と悩む保護者は少なくない。中には病気が原因の場合もある…
薬を組み合わせて軽減―帯状疱疹後神経痛 ~皮膚症状治まってもチクチク、ピリピリ(愛知医科大学病院皮膚科 渡辺大輔教授)~
顔や胸などに小さな水膨れがまとまって表れ、痛みを伴う帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、皮膚の症状が治っても痛みが残ることがある。「…
手や足から出続ける過剰な汗―手掌多汗症 ~治療で改善可能(池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 藤本智子院長)~
「手に汗を握る」というように緊張などで汗をかくのは普通だが、汗の量が過剰だったり、緊張と関係なく出続けたりする「手掌(しゅしょう)…
在宅で心不全の再発予防 ~大阪大、リハビリシステムの開発目指す(大阪大学国際医工情報センター 谷口達典医師)~
運動や生活習慣の改善を通じ、心不全や急性心筋梗塞の再発予防を図る心臓リハビリテーション。有効性は確認されているが一般にはあまり知ら…
医療「標準化」に意義 ~保険適用で変わる不妊治療~
4月から公的保険が適用されたことで、不妊治療をめぐる状況に変化が起きた。妊娠・出産を切望する人たちにとって経済的な負担が減ったとい…
神経の圧迫による痛み―頸部脊柱管狭窄症 ~症状は肩や手足にも(東京脊椎クリニック 梅林猛院長)~
頸部(けいぶ)脊柱管狭窄(きょうさく)症は首の病気だが、症状は首だけでなく肩や手足にも表れる。気付きにくいこの病気について、東京脊…
目の自己免疫疾患―甲状腺眼症 ~バセドウ病などで発症(愛知医科大学病院眼形成・眼窩・涙道外科 柿崎裕彦教授)~
甲状腺眼症は、バセドウ病やまれに橋本病(慢性甲状腺炎)の患者で発症する目の自己免疫疾患だ。炎症によりさまざまな目の症状が表れる。愛…
飲み過ぎで症状悪化―薬剤使用過多頭痛 ~市販薬に頼らず専門医を受診(糸魚川総合病院脳神経外科 勝木将人医長)~
国内では100人に8人が片頭痛に悩んでいるとされるが、市販薬を飲み過ぎると「薬剤使用過多による頭痛」を起こし、症状がさらにひどくな…