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男女差無く発症 ~急性大動脈解離(熊本大学病院 辻田賢一教授)~
心臓から全身に血液を送る大動脈が何らかの原因で突然裂け、命を落とす危険もある急性大動脈解離。これまで男性に多いとされてきたが、熊本…
訪問歯科診療の活用を ~命に関わる口の健康(日本訪問歯科協会 守口憲三理事長)~
元気で長生きするためには、口の中の健康が欠かせない。歯科医院に自力で通えなくなったときに利用できる「訪問歯科診療」について、日本訪…
触覚伝える手術支援ロボット ~精度向上、患者の負担軽減に(東京医科歯科大学病院 絹笠祐介教授)~
患者の体に入れた内視鏡や器具が接続されているアームを、医師が患部の画面を見ながらハンドルで遠隔操作するロボット手術。最近は、触覚を…
早めに熱中症対策を ~昨年以上の猛暑に備える~
今年の初夏は夏日(最高気温25度以上)や真夏日(同30度以上)が各地で相次ぎ、梅雨明け前から真夏日が続くような猛暑となる可能性もあ…
不顕性肝性脳症 ~交通事故や転倒にも(岐阜大学大学院 三輪貴生医師)~
肝硬変患者は交通事故や転倒・骨折など不慮の事故が多いという。これには肝硬変の合併症の一つである肝性脳症の関与が指摘されている。初期…
骨折の連鎖に注意 ~適度な運動、骨密度測定を(兵庫医科大学病院 楠川智之病院助手)~
加齢などで骨の量が減り強度が弱まる骨粗しょう症では、転んだ程度のわずかな力が加わっても骨折してしまう脆弱(ぜいじゃく)性骨折の危険…
10分単位の活動で健康効果 ~散歩、ラジオ体操など(東京都健康長寿医療センター研究所 清野諭主任研究員)~
健康増進を図るための身体活動の目標値は、65歳以上で1日約6000歩(国民健康づくり計画「健康日本21」)である。ただし最近の研究…
小腸の突起部に発症 ~メッケル憩室がん(甲斐沼孟・産業医)~
小腸の袋状の突起物にできる「メッケル憩室がん」。珍しい病気で、昨年亡くなったシンガー・ソングライターのKANさんが患ったことを機に…
大切な人を助ける献血 ~誰もが必要になる可能性(日本赤十字社血液事業本部)~
病気の治療や手術で行われる輸血には、献血で集められた血液が使われている。しかし、主に輸血を必要とする高齢者が増加する一方、10~3…
皮膚の下で体毛癒着 ~毛巣洞(日本医科大学武蔵小杉病院 久保村憲病院講師)~
お尻の割れ目(臀裂部=でんれつぶ=)付近にできる毛巣洞(もうそうどう)。患者数は多くないが、職業病の側面があり注意が必要だ。日本医…
過酷な希少性疾患に光―多発性骨髄腫 ~患者や医師ら、待ち望んでいた新薬~
多発性骨髄腫という病気がある。まれな「血液のがん」といわれるが、骨の病的な変化や貧血、腎臓の障害など患者の苦しみは大きい。「治らな…
最期まで自分らしく ~患者を支える終末期医療(淀川キリスト教病院 柏木哲夫相談役)~
延命を目的とした治療を行わず、患者が残りの人生をその人らしく過ごせるようにサポートする終末期医療。病院やホスピスだけでなく、老人介…
難聴、失明などリスク ~子どもの先天梅毒(日本大学 川名敬主任教授)~
性感染症の一種の梅毒が近年増加している。適切な治療で治る病気だが、梅毒に感染した妊婦から胎児に母子感染する「先天梅毒」のリスクがあ…
錠剤嚥下障害 ~まず薬剤師に相談を(昭和大学 倉田なおみ客員教授)~
嚥下(えんげ)機能の低下や口の中の乾燥といった理由から、錠剤やカプセル剤が飲みにくくなる「錠剤嚥下障害」。飲みやすくするため、患者…
手術の技術と安全性が向上 ~圧迫性頸髄症(群馬大学医学部付属病院 高沢英嗣病院講師)~
箸やペンを扱いづらい、歩きにくいなどの症状で、高齢者の健康寿命を脅かす圧迫性頸髄(けいずい)症。手術治療も検討されるが、「首の手術…
カテキンの虫歯予防効果 ~フッ化物との併用で高まる(東北大学大学院 高橋信博教授)~
緑茶に含まれる渋み成分のカテキンを、虫歯予防に使われるフッ化物(フッ素を含む化合物)と併用すると予防効果が高まる―。そんな実験結果…
胸痛だけではない ~肩や歯でも狭心症のサイン(東北大学大学院 安田聡教授)~
肩が痛む、歯が痛い―。ありがちな症状だが、危険な心臓病の一つ、狭心症のサインとして表れることも。前胸部の痛みが一般的だが、さまざま…
子どもに関心湧かない ~ボンディング形成不全(九州大学病院 山下洋特任准教授)~
親が自分の子どもに対して抱く「いとおしい」「守りたい」などの特別で肯定的な絆や感情を「ボンディング」と言うが、そうした感情が湧かな…
痩身目的の使用は危険 ~糖尿病・肥満症治療薬(順天堂大学医学部付属順天堂医院 綿田裕孝教授)~
近年、痩身(そうしん)願望を満たすダイエット目的で糖尿病治療薬や肥満症治療薬などを使用することが問題視されている。健康上の問題があ…
薬局で残薬を伝える ~薬不足への対処(Fizz―DI 児島悠史薬剤師)~
最近、薬局に処方箋を持って行っても、「在庫がないです」と言われるなど、薬不足が続いている。ウェブサイト「お薬Q&A~Fizz Dr…
お酢のもと「酢酸菌」の知られざる力 ~免疫の働きサポートで花粉症、風邪症状に効果も~
健康にいいと言われるお酢。生活習慣病の予防や便秘改善、疲労感の軽減や殺菌・防腐効果があるなど、さまざまな働きに着目した食品や飲料が…
カビで耳の中がかゆい ~外耳道真菌症(自治医科大学付属さいたま医療センター 吉田尚弘教授)~
耳の入り口から奥の鼓膜までの「トンネル」内にカビが繁殖する外耳道真菌症。かゆみ、耳だれなどの症状が現れる。自治医科大学付属さいたま…
怖い女性の心房細動 ~更年期症状と誤解も~
心房細動は不整脈の一つで、心房がけいれんするように細かく震える。これにより、脳梗塞のリスクが高まるとされている。女性の場合は動悸(…
老眼、40歳ごろから ~早めの眼鏡使用を(二本松眼科病院 平松類副院長)~
加齢とともに誰もが経験する老眼。40歳ごろに、読書などで30センチ程度離れた手元が見づらくなる人が多い。「老眼に気付いたら放置せず…
成長や学力に影響も ~小児期に多い回避・制限性食物摂取症(国際医療福祉大学成田病院 中里道子教授)~
小食や偏食で子どもの体重が増えない―。そうした背景に、回避・制限性食物摂取症が潜んでいる可能性がある。栄養不足で成長が妨げられたり…