医師の紹介
1980年代にアメリカで報告された慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome:CFS)、最近ではイギリスやカナダで報告されている筋痛性脳脊髄炎(myalgic encephalomyelitis:ME)とともに、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断されるようになってきた。
日本では約12~36万人の患者がいると推定されており、倉恒弘彦医師は厚生労働省や文部科学省の研究班代表を歴任するなど、ME/CFS医療において中心的役割を果たしてきた。その活動は原因解明から診断法・治療法の確立、地域医療体制の構築まで実に広範囲に及ぶ。最大の問題はME/CFSを理解して専門的に検査を実施する医療機関が大変少ないという点。今後は開業医でも容易にできる診断法を確立・普及させ、医療連携を全国に拡大させていきたいという。
日本では約12~36万人の患者がいると推定されており、倉恒弘彦医師は厚生労働省や文部科学省の研究班代表を歴任するなど、ME/CFS医療において中心的役割を果たしてきた。その活動は原因解明から診断法・治療法の確立、地域医療体制の構築まで実に広範囲に及ぶ。最大の問題はME/CFSを理解して専門的に検査を実施する医療機関が大変少ないという点。今後は開業医でも容易にできる診断法を確立・普及させ、医療連携を全国に拡大させていきたいという。
診療を受けるには
大阪市立大学医学部疲労クリニカルセンター初診受付は、関連医療機関のナカトミファティーグケアクリニックにて鑑別診断を受け、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断された患者さんのみを受付する。 当科の初診を希望する場合は、ナカトミファティーグケアクリニックに問い合わせ。
他の勤務先
■ ナカトミファティーグケアクリニック
大阪府大阪市中央区高麗橋4-5-12 TERASOMAビル2F
TEL: 06-6233-6136
医師プロフィール
1987年 大阪大学大学院医学系研究科修了
1987年 大阪大学微生物病研究所助手
1992年 大阪大学医学部血液・腫瘍内科学助手
1993年 大阪大学医学部血液・腫瘍内科学講師
2001年 大阪大学大学院医学系研究科分子病態内科学助教授
2002年~2020年 関西福祉科学大学健康福祉学部教授
2002年~2022年 大阪市立大学医学部客員教授
2008年~2017年 東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授
2014年~2023年 国立研究開発法人理化学研究所客員主管研究員
2020年~ 大阪大学大学院医学系研究科招へい教授
2022年~ 大阪公立大学医学部客員教授
1987年 大阪大学微生物病研究所助手
1992年 大阪大学医学部血液・腫瘍内科学助手
1993年 大阪大学医学部血液・腫瘍内科学講師
2001年 大阪大学大学院医学系研究科分子病態内科学助教授
2002年~2020年 関西福祉科学大学健康福祉学部教授
2002年~2022年 大阪市立大学医学部客員教授
2008年~2017年 東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授
2014年~2023年 国立研究開発法人理化学研究所客員主管研究員
2020年~ 大阪大学大学院医学系研究科招へい教授
2022年~ 大阪公立大学医学部客員教授
所属学会
日本疲労学会(理事)、日本内科学会(認定医)、日本血液学会(認定医・指導医)、日本動物介在教育・療法学会(理事)
主な著書
『専門医が教える 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)診療の手引き』(2019年 日本医事新報社 倉恒弘彦、松本美富士編)
『教育と医学 2016年 6月号 [雑誌]』(2016年 慶應義塾大学出版会; 月刊版)
『特集 疲労の診かた』(2008年 治療90巻3号/編集)
『慢性疲労症候群(CFS)研究の進歩と診療への手引き』(2005年 Progress in Medicine 25巻5号/編集)
『危ない!「慢性疲労」 (生活人新書)』(2004年 日本放送出版協会)
『教育と医学 2016年 6月号 [雑誌]』(2016年 慶應義塾大学出版会; 月刊版)
『特集 疲労の診かた』(2008年 治療90巻3号/編集)
『慢性疲労症候群(CFS)研究の進歩と診療への手引き』(2005年 Progress in Medicine 25巻5号/編集)
『危ない!「慢性疲労」 (生活人新書)』(2004年 日本放送出版協会)
医師発信欄
(更新日:2024年4月18日)