平田雅彦 医師 (ひらたまさひこ)

平田肛門科医院

東京都港区南青山5-15-1

  • 肛門科
  • 院長

肛門科 消化器科

専門

大腸肛門病、便秘、痔

平田雅彦

ドクター・ヒップスとして知られる、日本を代表する肛門科医。2006年TBSテレビ「世界のスーパードクター」で取り上げられ、2011 年週刊朝日MOOK「名医の最新治療」で肛門科で唯一選ばれた。「痔は切らずに(手術せずに)治す」を目標に掲げる痔疾患の専門医である。内痔核の手術率は12%と欧米に比べても遜色ない低さである。痔の保存療法の権威で著書や論文も多い。痔を悪化させる要因である便秘の治療にも定評がある。初診に30分をかけ、大腸内視鏡検査を実施。その後食事指導、ビフィズス生菌の投与、排便イメージトレーニングなどを行い、80%以上の患者の便秘症状を改善している。診療は完全予約制。呼び出しは整理番号、気兼ねなく相談できる遮音を考慮した診察室と、隅々まで配慮が行き届いている。

診療内容

平田肛門科医院は1935年に肛門科専門医院として開業、以来現在までの患者総数は18万人を越える。現在の平田雅彦医師は3代目の院長である。
「痔を大別すると、痔核(いぼ痔)・裂肛(肛門の切れ)・痔瘻(肛門周囲に膿)の3種類があります。どのタイプの痔も肛門管に起こる炎症が原因で起こります。痔は生活習慣病であり、当院ではなるべく手術をせずに患者さんの自己治癒力を引き出すよう心身両面の生活指導を徹底し、痔と共存することを目指しています。実際、痔核の手術率はドイツでは7%、アメリカでは4%と世界の主流は手術をしない方向にあります。当院でも症状が出てから1年以内に受診すれば、10%以下になると考えています。現在の手術率は、内痔核の場合12%(うち括約筋温存半閉鎖法6%、ICG併用半導体レーザー照射法6%)、外痔核2%、肛門狭窄・裂肛8%、痔瘻の場合は発がんの可能性があるため100%となっています」と平田医師は話す。
痔の大敵である便秘症の患者に対しては、初診で30分かけて丁寧に診療し、大腸内視鏡検査を行う。「その後1日25gの食物繊維摂取、オリゴ糖の使用、ビフィズス生菌の投与、食物繊維日記による自己チェックを実施しています。これにより83%の患者さんの症状が改善されています」。平田医師によれば「太くて練り歯磨きのような軟らかさで、匂いが少ない便が理想的です」とのことである。
生活指導を徹底しても手術が必要となった場合、原則として学会の指導医が2人1チームで行い、医師の集中力を損なわないよう、1日3例までとしている。「当院では、痔核の場合、内痔核を切除しないICG併用半導体レーザー照射法を世界に先駆け導入し、症例数はすでに500例以上に及びます。これはレーザー光線を照射するだけで痔核を取り除くため、出血や痛みが非常に少ないのが特徴です。また痔瘻の手術の場合は肛門括約筋温存術式が主で、3型痔瘻には筋肉充填法、2型にはシートン法も行っています。どれも肛門を締める筋肉を全く傷つけないため、後遺症がありません。肛門狭窄の手術では皮膚移行術が主となります。どの手術も習熟した指導医が2人で行う為に出来るのです。大腸の検査には電子内視鏡を使用し、すべて内視鏡専門医が行っています」と平田医師は説明する。手術した場合、8割が入院となるが、同院のベッド数は15床で全室個室、バストイレ付きと快適な環境が用意されている。痔疾患はデリケートな場所だけに、羞恥心が災いし、なかなか正確な情報が得られず、自覚してから受診するまでに時間がかかることも少なくない。平田医院のアンケート調査では自分が痔かなと思ってから医師を受診する迄に約7年かかっている。「まずは検査を。そして検査により直腸がんではなく、痔だとわかったら、生活習慣を変えてセルフケアを十分に行い、痔を治そうと思って欲しいのです。自分が自分の主治医であることを自覚し、医師と相談しながら主体性を持って治療に臨んでください」と平田医師はアドバイスする。

医師プロフィール

1981年3月 筑波大学医学専門学群 卒業
1982年4月 慶應義塾大学医学部外科学教室入局
1985年4月 社会保険中央総合病院大腸肛門病センター
1987年3月 平田肛門科医院 院長