山名哲郎 医師 (やまなてつお)

JCHO東京山手メディカルセンター

東京都新宿区百人町3-22-1

  • 大腸肛門科(大腸肛門病センター)
  • 部長

消化器科 肛門科 内科

専門

専門:大腸肛門外科
得意分野:痔疾患、便秘・便失禁などの機能性疾患、直腸脱・直腸瘤などの骨盤底疾患

山名哲郎

山名哲郎医師は、JCHO東京山手メディカルセンター大腸肛門病センターの中心的存在であり、日本屈指の専門医。慢性便秘の3分の1を占めるとされる直腸性便秘を「スーパー便秘」として紹介し、メディアを通じて大反響を呼んだ。食物繊維や下剤が逆効果になるというスーパー便秘に対し、大腸肛門外科医としての経験や技術を駆使して臨む。全国各地から患者がつめかける。英語を駆使し外国人にも対応。排便障害では誤った治療が行われているケースを指摘し、正しい知識を持つことや生活の改善を訴えている。

診療内容

同院は1960年に外科から独立して肛門疾患を扱う部門として大腸肛門病センターを発足。現在は肛門疾患のみならず、大腸がんや炎症性腸疾患を広く扱い、診断から治療まで一貫した診療を行っている。同センターで部長を務める山名医師はその中心的な存在である。山名医師が診療するのは痔疾患や大腸疾患の他に便秘や便失禁の患者も多い。なかでも「直腸性便秘」は結腸の運動は正常なのに直腸に問題があるため便が肛門近くまで来ているにもかかわらず排泄されにくい便秘で、山名医師により雑誌やテレビで「スーパー便秘」として紹介され、最近ではその認知度が高まっている。「強くいきまないと便が出ない」「強い残便感がある」という症状の場合はその可能性が高い。便秘症状を改善するために食物繊維を多量にとったり下剤を飲んだりしがちであるが、直腸に便の出にくい原因があるため、そういった方法では余計に苦しくなる悪循環にはまってしまう。スーパー便秘が大腸肛門専門医の間で広く知られるようになったのは排便造影検査が導入されてからであるが、一般の内科診療ではなかなか把握されにくい。山名医師は「いまでもスーパー便秘のことを知らない医師が少なくありません。そのため普通の便秘と診断され、誤った治療を施された結果、なかなか症状が改善されなかった患者さんも多かったのではないでしょうか」(文芸春秋「自著を語る」より)と語る。直腸にポケット状のふくらみができる直腸瘤であれば手術が効果的であり、肛門の開け閉めに問題がある協調障害ではバイオフィードバック訓練といった理学療法が適している。
「1日1回は便を出さないといけない」という強迫観念に陥り、便意もないのに長時間トイレでいきむ人が多いことを指摘し「普通はまず便意が起こり、直腸の収縮によってリラックスした状態で排泄されるのが自然です。いきむこと自体が不自然であり、強くいきむことを続けることで、結果として便秘が悪化することも多いのです」と述べる山名医師。大腸肛門病センターで多くの患者と向かい合いながら確かな実績を重ね、屈指の名医として国内の肛門疾患分野をリードしている。

医師プロフィール

1986年 秋田大学医学部 卒業
1986年 聖路加国際病院外科レジデント
1992年 社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター 研修医
1998年 社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター 医員
2003年 社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター 医長
2008年 社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター 部長
2014年 JCHO東京山手メディカルセンター名称変更(現在に至る)

2003年 聖路加国際病院外科 非常勤(週半日)
2006年 埼玉医科大学 非常勤講師