ネフローゼ症候群〔ねふろーぜしょうこうぐん〕

 からだのたんぱく質が尿中に多量に排泄(はいせつ)されてしまう病気です。
 小児期ネフローゼ症候群の大部分は原因不明で、腎臓の組織にも、あきらかな変化をきたさない、微少変化群といわれているものです。

[症状]
 2~6歳が好発年齢です。急に顔や脚にむくみがでます。多量のたんぱく質を含んだ尿は泡立ちやすいという特徴があります。

[診断]
 尿検査で尿中に多量のたんぱく質が排泄されているのを確認します。血液検査で、血液中のたんぱく質、アルブミンの低下をみとめます。血液中のコレステロールは増加します。

[治療]
 むくみがあるときは、水分、塩分制限の食事管理が必要です。薬剤はステロイドホルモンを内服しますが、再発が多くみられ(頻回再発〈何度も再発すること〉を示すのは40%)、長期間の治療を要します。ステロイドの副作用で特に問題となるものに、成長発育障害、白内障、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)に伴う脊椎圧迫骨折、重症感染症があります。
 特に細菌感染による敗血症、水痘(すいとう:水ぼうそう)や麻疹(はしか)の重症化は、生命の危険があるので注意が必要です。頻回再発例やステロイドの副作用が高度な例では、免疫抑制薬を用います。
 なお、原因不明のネフローゼ症候群(一次性ネフローゼ症候群)は国が指定する難病医療費助成制度の対象疾病(指定難病)になっています。ネフローゼ症候群
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