ゲーム障害(ゲーム依存症)〔げーむしょうがい(げーむいぞんしょう)〕 家庭の医学

 2018年に、世界保健機関(WHO)が(ICD11の分類で、)ゲーム障害を精神および行動の障害として、精神疾患に認定しました。
 ゲームをする、しないをコントロールできない、日常生活や他の興味よりもゲームを優先する、生活に悪影響があるのにゲームを止められない、あるいはますますふえていく、などが12カ月以上続いている状態、が診断の目安になります。ギャンブル中毒やアルコール中毒と同じ概念です。一度なってしまうと、隔離しか方法はありませんが、なかなかうまくいきません。
 まだ厳密に診断基準等が決まっているわけではありませんし、通常の子は問題とはならないのかもしれませんが、ゲーム、スマホ等により、睡眠のリズム、学習、日常生活に支障が出ている子達は多く、止めさせようとすると喧嘩になることも多いと考えられます。社会全体として、適切な遊び方や調整の仕方を考えていく必要があります。