運動器の老化〔うんどうきのろうか〕

 骨の量は、頭蓋骨などはあまり変わりませんが、腰椎や大腿骨頸(けい)部など運動に関係する部位の骨量が若いときの80%程度に低下するため、重い物を持ったときの腰椎圧迫骨折や転んだときの大腿骨頸部骨折につながります。
 筋肉量、筋力も低下し、たとえば青信号を時間内に渡りきれないなどの場合は加齢性筋肉減少症(サルコペニア)の疑いがあります。栄養や運動の指導が必要です。
 転倒は加齢とともに増加し、年間に20%以上の高齢者が転倒し、1%の人が骨折するといわれています。

(執筆・監修:地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 理事長/国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 理事長特任補佐 鳥羽 研二)
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