副鼻腔気管支症候群〔ふくびくうきかんししょうこうぐん〕

 副鼻腔と気管、気管支は同じ空気の通り道(気道)であり、内腔は同じ種類の粘膜が張っています。慢性副鼻腔炎に慢性気管支炎、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎などを合併するものを副鼻腔気管支症候群といいます。慢性副鼻腔炎患者の10%前後に慢性気管支炎が合併しているといわれています。慢性副鼻腔炎に頑固なせきやたんを合併している場合は副鼻腔気管支症候群を疑います。

[治療]
 マクロライド系抗菌薬の服用が有効です。もともとマクロライド系抗菌薬の少量長期療法はびまん性汎細気管支炎に有効であるという結果がさきに報告され、慢性副鼻腔炎に対してはその後応用されたものなのです。
 内服治療でも改善がみとめられない場合は内視鏡下副鼻腔手術をおこないます。副鼻腔炎の手術をすると、気管支炎も改善する場合が多いようです。
医師を探す