ヘバーデン結節〔へばーでんけっせつ〕
指のもっともさきにあるDIP関節(いちばんさきの関節)の変形性関節症のことを指します。中年以降の女性に多くみられ、急性期には関節の発赤(ほっせき)、腫脹、疼痛(とうつう)がみられ、指をよく使うと悪化します。症状が軽快すると、色は赤みがとれて白くなります。関節部に骨性隆起による変形(でっぱり)が残存するだけとなり、いわゆる「指が節くれた」状態となりますが、障害はほとんどありません。
症状のある時期には消炎鎮痛薬の外用薬の使用や、テーピングによるDIP関節固定をおこなうことが有効です。
症状のある時期には消炎鎮痛薬の外用薬の使用や、テーピングによるDIP関節固定をおこなうことが有効です。
(執筆・監修:東京都立広尾病院 院長 田尻 康人)