遠藤 章氏(えんどう・あきら=東京農工大特別栄誉教授・農芸化学)5日、病気のため東京都内で死去、90歳。秋田県出身。葬儀は近親者で済ませた。後日、しのぶ会を開く予定。
心筋梗塞などの原因となる血中の悪玉コレステロール値を下げる物質「コンパクチン」を青カビから発見し、画期的な薬「スタチン」の開発につなげた。
06年日本国際賞、08年米ラスカー臨床医学研究賞、17年カナダ・ガードナー賞など国内外の受賞多数。ノーベル賞の有力候補にも名前が挙がっていた。 (C)時事通信社
遠藤章氏死去=東京農工大特別栄誉教授、「スタチン」開発に貢献
(2024/06/11 16:12)