【カイロ時事】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は14日、パレスチナ自治区ガザ中部で、9月に続き2回目となるポリオ(小児まひ)の予防接種を開始したと発表した。10歳未満の子供約59万人が対象で、前回同様に地域別に接種を進める。ワクチン接種を行う地域では、戦闘が一時休止される。
 イスラエル軍は13日、ガザ中部の学校を空爆し、少なくとも20人が死亡したと報じられている。UNRWAのラザリニ事務局長は14日、この学校で接種を行う予定だったが中止されたとX(旧ツイッター)に投稿。「ガザは終わりのない地獄だ」と訴えた。 (C)時事通信社