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正確な情報と予防の知識を常に吸収し、いい気持ちで生活することが身体を守る力になる-。そんなコンセプトのもと、心療内科医・海原純子からみなさんへ「こころがきれいになる医学」をお届けするコーナーです。
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気持ちよく、いきいきと働ける職場とは
職場のストレスが大きな問題になっています。対策が追い付いていないような印象を受ける職場が増えています。 「健康経営」が叫ばれ、働き方改革と言われ、長時間労働を是正しようという動きはありますが、なかなか現場ではメンタル不調者が後…
前立腺がんが急増している理由 ~検査で疑いが出ても慌てないで~
前立腺がんは、かつて日本では、あまり多くないがんとされていました。でも、最近はとても増えてきています。男性にとって気になる病気です。いつ頃から増え、どんな要因があるのでしょうか。2015年に国内初となる前立腺がん救済凍結療法を…
アンドロイド患者で医療教育 ~ここまできた技術革新の波~
医療分野で技術革新が目覚ましい時代です。人工知能(AI)が診断に活用されたり、医療ロボットが臨床で使われたり。 最近では、医療の教育の場面で、AIを組み込んだアンドロイド型のロボットが開発されつつあり、「模擬患者」として登場す…
「死にたい」という叫びにネットで応対 ~気軽に相談 SNSカウンセリングとは~
若者が悩みを打ち明けるのは、手紙でも、電話でもなく、「SNSを通して」が圧倒的に多いといわれています。 手紙や電話を使って、特定の相手に自分の悩みを打ち明けるのはハードルが高く、不特定多数に向かって「死にたい、苦しい」と言う方…
地震で避難、でも、けがをしていたら ~自分や周りの人でできること~
先頃、山形県沖を震源とする最大震度6強の地震が起こり、改めて、自然災害に対する備えについて考えなければ、と感じている方も多いと思います。 地震が起こると、すぐに避難ということが頭に浮かびますが、もし避難しようとしたときに、倒れ…
顕在化しない受刑者高齢化の問題点 ~貧困、孤立、認知症で遠のく社会復帰~
今、日本で受刑者の高齢化が問題になっていることをご存知でしょうか。 高齢者は、悪徳商法や振り込め詐欺などの犯罪の被害者になってしまうケースがしばしばです。一方で、過失運転などで加害者になるケースも頻繁に報道されています。 日本…
アジアから輸入された「はしか流行」 ~強い感染力、抗体がない人は要注意~
麻疹(はしか)が流行しています。かつては多くの人がかかっていた病気で、あまりニュースに取り上げられることもなかったようですが、このところ非常に警戒レベルが高くなっている感じがします。そこで日本医科大学名誉教授の前田美穂先生に麻…
お酒の飲み方次第で歯が溶ける!? 口腔の健康は糖尿病・認知症にも関係します
歯の健康は身体の健康、ひいては健康寿命につながるということは、ほとんどの方が知っていると思います。では、口腔(こうこう)内を清潔にすることが、糖尿病などの生活習慣病と関わりがあることはご存知でしょうか。あるいは、口腔内を清潔…
スギ花粉症、8割の人に効く舌下免疫療法 常温保存できる錠剤で治療も楽に
花粉症の季節がやってきますが、花粉症は治らないと思って諦めている方が多いですね。毎年、化粧ができないと嘆いている方、作業能率が低下すると悩んでいる方は非常に多いです。そんな方に「スギ花粉症なら、8割の人に効果がある治療法」の話…
インフルエンザ、注射にプラスして予防効果のある方法とは
今年もインフルエンザが心配な季節になってきました。予防注射をされた方も増えていると思います。それにしても、毎年、予防が叫ばれるのに、流行してしまいます。疫学の専門家である、東京慈恵会医科大学の浦島充佳教授にお話を伺いました。 …
AIにカウンセリングは可能か 精神療法にも変化の波
チョコレートを運ぶ分身ロボット。こうした光景、日常生活で頻繁に目にする日も近い? AI(人工知能)を使った医療が注目を浴びています。AIによる画像診断や病気診断へのAI導入は効果的であろうと想像がつきますが、精神療法やカウンセ…
日本人の幸福度はなぜ低いのか
「今、幸せ?」。そう聞かれたら、あなたはどう答えますか。国連の世界幸福度報告書2018年版で、日本は104カ国中54位です。この位置は先進国と自負する日本として、どうなのかなという気がします。そこで、「どうすれば人々はもっと幸せになれ…
先生、「抗がん剤は効かない」なんて嘘ですよね!
日本医科大学武蔵小杉病院の腫瘍内科教授、勝俣範之先生は「医療否定本の嘘」(扶桑社)や「『抗がん剤は効かない』の罪」(毎日新聞社)などを出版され、いわゆる医療否定本に対して根拠を提示しながらはっきりと反論しています。 勝俣先生と…
日本の喫煙者が肺がん患者に冷たい理由
日本臨床腫瘍学会で発表する澤先生 喫煙者にどんなに穏やかに冷静にたばこのリスクを伝えても、しばしば反発されます。それまでの態度が急変する人さえいます。声を荒らげて感情的です。 たばこに依存している人は、問題点を指摘されると、…
喫煙者と禁煙者の壁、どうなくす?
受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が7月18日、国会で成立しました。昨年来、国会内で何度も議論が激突した法案でしたが、受動喫煙の問題は国会内だけでなく、あらゆる場で激しい対立を招くといっても過言ではありません。喫煙者と禁煙者の…
円錐角膜を知っていますか? ~頻度は網膜剥離の5倍~
東京ビジョンアイクリニック阿佐ケ谷院長の井手武先生は、円錐角膜という疾患について専門的に研究治療をなさっています。この疾患について最近、画期的な治療法があると聞き、お話を伺いました。 海原 円錐角膜とは耳慣れない疾患ですが、…
生活習慣病予防は「一無・二少・三多」 池田義雄・日本生活習慣病予防協会理事長
今回は女性の生活習慣病がテーマです。予防のために「一無・二少・三多」を提唱しておられる池田義雄先生にお話を伺いました。池田先生は現在、日本生活習慣病予防協会の理事長を務めています。私が医師になった頃、池田先生は既に糖尿病治療の…
金メダリスト・小平選手を支援 相澤病院・相澤孝夫最高経営責任者
平昌五輪スピードスケート女子500メートルで小平奈緒選手が金メダルを獲得して日本中が沸きました。その小平選手を長野県松本市にある相澤病院の相澤孝夫最高経営責任者が支援されていることを報道で知り、私は非常に驚きました。 え?もしか…
「今楽しい」を続ければ認知症患者は変わる 吉田勝明・横浜相原病院院長
認知症のご家族を抱える方から相談を受けることがしばしばです。とても大変で生活が成り立たない、家族の介護で自分の仕事が十分にできない、という嘆きが多いのですが、高齢者病棟をおつくりになって25年のご経験を持つ吉田勝明先生は「認知…
肺がんと闘う 患者NPO代表 長谷川一男さん
今年(2017年)10月、横浜で日本肺癌(がん)学会と世界肺癌学会が同時開催されました。肺がんは私の専門ではありませんが、がんのサバイバーの方やご家族の相談を受けることが多く、また15年の世界肺癌学会でがん患者さんの治療選択に関する調…
「ポジティブサイコロジー」とは 前野隆司慶応大大学院教授
第6回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会が11月25日慶応大日吉キャンパスで開かれます。これは、幸せになることについて研究する新しい学会であり、興味がある方にぜひ参加していただきたいイベントです。2017年度学術集会の会…
がんのセカンドオピニオン 久保田馨・日本医科大教授に聞く
歌舞伎俳優・市川海老蔵さんの妻、故小林麻央さんがつづったがん闘病のブログをきっかけに、がんに関するセカンドオピニオンについて知りたいという声を多く聞きました。麻央さんの「もうひとつ病院に行けばよかった」という言葉が印象に残った…
受動喫煙の法規制、今国会中に決着を=羽生田参院議員に聞く
受動喫煙の法規制が議論される中、日本医師会副会長時代から受動喫煙防止に取り組んでこられた参院厚生労働委員長の自民党・羽生田俊参院議員にお話をうかがいました。与党・自民党内でも意見が割れ、どのように決着するのか分からない微妙な時…
喫煙とがん 大塚俊昭准教授
日本医科大衛生学公衆衛生学教室の大塚俊昭准教授は疫学の専門家です。大塚准教授は2015年11月、第56回日本肺がん学会学術集会のメディカルスタッフ・シンポジウムで、肺がんの原因とされる喫煙リスクについて極めて明快な指摘をされました。…
正直さは、脳で分かる? 阿部修士特定准教授
正直な人とうそつきの人の脳は違うのだろうか?そんな疑問に答える研究には驚きです。昨年の第5回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会シンポジウムで、京都大こころの未来研究センター特定准教授の阿部修士先生が「正直さを発現する脳の…
医療情報サイト「時事メディカル」が伝える最新の医療ニュースに加え、気になる慢性疾患や流行中の感染症など時宜にかなった情報を日々、紹介します。