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診断に時間かかる難病・希少疾患 ~遺伝子解析で進展も(大阪大学大学院 加藤和人教授ら)~
診断や治療法が確立していない難病・希少疾患は多い。大阪大学大学院医学系研究科(大阪府吹田市)「医の倫理と公共政策学」の加藤和人教授…
マインドフルネスで心豊かに ~うつ病の再発予防効果も(慶応大学保健管理センター 佐渡充洋教授)~
うつ病の再発予防効果やメンタルヘルスへの好影響が注目されている「マインドフルネス」。慶応義塾大学ストレス研究センター(東京都新宿区…
「お口ぽかん」は歯科医に相談を ~口唇閉鎖不全症(日本大学歯学部付属歯科病院 宮崎真至教授)~
日常的に口をぽかんと開けている、いわゆる「ぽかん口」は、子どもの場合、放置すると口腔(こうくう)内だけでなく成長にも影響するため、…
大人もかかる百日ぜき ~うつさないためにも早期治療を(大阪大学微生物病研究所 堀口安彦教授ら)~
せきがしつこく続く「百日ぜき」は一般的に、子どもの感染症だというイメージが強いが、大人もかかることが分かってきた。感染力が強く、周…
多剤服用はデメリットも ~ポリファーマシーへの対処(敦賀市立看護大学 林祐一教授)~
高齢者はさまざまな病気にかかりがちだが、多くの飲み薬を常用すると、安全性や効果の面で問題が起きかねない。そのような多剤服用は「ポリ…
日光で皮膚トラブル ~光線過敏症(巣鴨千石皮ふ科 小西真絢院長)~
紫外線を主とする日光を浴びた部分の皮膚に、かゆみを伴う赤みや発疹などが表れる光線過敏症。俗に「日光アレルギー」とも言われる。通常で…
心不全を防ぐ ~糖尿病の治療薬が有効~
心不全は恐ろしいというイメージは浸透している。しかし、心不全は繰り返すことで症状がどんどん悪化し、死に至るということを知らない人も…
ふくらはぎの強い痛みとけいれん ~「こむら返り」は他の病気が原因かも(アキ循環器・血管外科クリニック 秋顕院長)~
運動時や睡眠中などに突然、ふくらはぎの筋肉がけいれんして激痛に襲われる「こむら返り」。ほとんどの場合は心配ないが、「こむら返りを起…
物が二重に見える ~スマホ内斜視(井上眼科病院 若倉雅登名誉院長)~
スマホの使い過ぎで、体の不調を訴える人が増えている。物が二重に見える「複視」を訴える急性内斜視、いわゆる「スマホ内斜視」もその一つ…
座り過ぎと死亡リスク ~30分に1回、3分の休憩を(早稲田大学 岡浩一朗教授)~
デスクワークなどで座っている時間が長いと、肩凝りや腰痛に悩まされがちだが、近年は死亡率が上昇することが分かってきた。その実態と対策…
消化管に起こる好酸球性胃腸炎 ~日本人に多く、生活に影響も(国立成育医療研究センター 野村伊知郎室長)~
好酸球性胃腸炎(EGE)は、消化管に好酸球という白血球が多く集まり、炎症を起こす病気。日本人に多く、難病に指定されている。国立成育…
家族の世話をする子ども ~多様な支援を―ヤングケアラー(早稲田メンタルクリニック 益田裕介院長)~
ヤングケアラーとは、慢性的な病気や障害、精神的な問題を抱える家族の世話をする、18歳未満の子どもをいう。幼いきょうだいや祖父母の見…
リハビリでゆっくり回復も ~会話、読み書き難しくなる失語症(京都協立病院 渡辺俊之医師)~
会話や読み書きが困難になった状態を「失語症」という。脳卒中や交通事故などで脳の一部が損傷し、言葉の理解や表現に障害が起きたために発…
心不全による死亡や再入院 ~筋肉内脂肪が多いと高率に(大阪公立大学大学院 柴田敦病院講師)~
心臓病の「終末像」などと言われる心不全。人口の高齢化に伴い急速に増えている。がんよりも生存率が低いなど予後が悪い。大腿(たい)部の…
サウナ習慣で健康増進 ~認知症や心筋梗塞予防効果も期待(日本サウナ学会代表理事 加藤容崇医師)~
「サウナー」と呼ばれるサウナ愛好者が季節を問わず増えているが、サウナは中高年にもお勧めの健康法だという。 日本サウナ学会代表理事の…
じわじわ進行する「ヘッドホン難聴」 ~大音量で音楽聴くリスク(オトクリニック東京 小川郁院長)~
近年リモートワークが広まる中、オンラインの会議や授業などでヘッドホンやイヤホンを長時間装着する人が増えている。移動中や作業中に音楽…
医療連携で「二次性骨折」防ぐ ~骨粗しょう症(新潟リハビリテーション病院 山本智章院長)~
高齢者に多く見られる骨粗しょう症では、骨がもろくなり、大腿(だいたい)骨の付け根や背骨にわずかな外力が加わっただけでも折れる。さら…
「学ぶことは生きること」 ~子どもを支える院内学級(昭和大学大学院 副島賢和准教授)~
院内学級は、学校教育法に基づき、入院中の子どもの教育のために、地域の公立校の分校、分教室や特別支援学級として病院内に設置された学校…
気分を整える光調整療法 ~うつ病や双極障害の治療に(大分大学医学部 平川博文講師)~
うつ病や双極性障害などの精神疾患では、薬物療法と非薬物療法の「両輪」が治療の鍵となる。非薬物療法の一つとして効果が期待されるのが、…
オンライン診療、コロナ禍で拡大 ~新しい診療の形(第二川崎幸クリニック)~
コロナ禍により医療機関での対面受診を控える人が多い中、オンラインによる診療を導入する医療機関が増えている。 オンライン診療はスマー…
最短1回で治癒可能の新薬 ~患者急増の梅毒(愛知医科大学病院 三鴨廣繁教授)~
性感染症の梅毒はこの十年で急増する中、感染予防や治療といった対策が急務となっている。今年初めには、1回の注射で治癒が期待できる新薬…
白目が赤くなる出血と充血 ~重い病気の恐れも(日暮里眼科クリニック 冨永隆志院長)~
目が赤くなる原因には出血と充血がある。目の血管が破れて出血し、白目の一部が赤く染まる「結膜下出血」が起こると驚く人も多いが、そのほ…
気付きにくい仮面高血圧 ~診察時は正常値(済生会広島病院 松本公治院長)~
病院の診察室や健康診断時に測定する血圧は正常値でも、家庭や職場などで測ると高血圧になる人がいる。血圧は時間帯や体調によって大幅に変…
不妊治療に新たな選択肢 ~保険適用で負担軽減(杉山産婦人科・丸の内 杉山力一理事長)~
4月から不妊治療が保険適用となり、患者の経済的な負担が軽減された。生殖医療の専門医として政府に提言してきた杉山産婦人科・丸の内(東…
せきの回数減らす新薬 ~慢性咳嗽(名古屋市立大学病院 新実彰男部長)~
8週間以上続くせきは、慢性咳嗽(がいそう)と呼ばれる。ひどい場合は体力が消耗して日常生活に支障を来すが、新薬により、せきが減って生…