戸井雅和 医師 (といまさかず)

京都大学医学部附属病院

京都府京都市左京区聖護院川原町54

  • 乳腺外科
  • 教授

乳腺・内分泌外科 婦人科 外科

専門

乳がん

戸井雅和

戸井雅和医師は、乳がん治療のスペシャリスト。高い外科的技術力に加え、豊富な知識と広い視野でこの分野ではよく知られた名医である。乳がんは早いうちに発見し治療を開始できれば、大部分をコントロールすることが可能ということから、早期診断、早期治療に力をいれる。治療にあたっては、さまざまな治療を組み合わせた集学的な治療と、個々のがんの特性と生体の状態から最も適切な方法を選ぶパーソナライズドメディスンを遂行。豊富な経験と、薬物療法などの知識も兼ね備え、バランスのとれた診療を行う。

診療内容

乳がん治療は、急速に発展している分野の一つだ。近年、手術療法、放射線療法、ホルモン療法、化学療法、分子標的療法といった様々な治療法を組み合わせることで、著しい予後の改善がみられるようになってきている。乳がんの病態は、一人一人異なる。したがって、個々の腫瘍特性や病態に応じて治療が決定されることが大切だ。戸井医師が率いる同院乳腺外科では、乳がん診療に関する他の診断科、治療科と連携し、定期的にカンファレンスを行い、専門医たちが個々の症例の診断や治療方法について検討している。重視しているのは、チーム医療。専門家たちが専門性を最大限に生かすことで、最善の医療を可能にしている。
さらに同科では、低侵襲化を考慮した先進的治療が実践され、局所療法や全身療法の開発に取り組んでいる。手術における切除範囲の最小化や、薬物療法の個別化と副作用軽減などは、患者が切に求めている分野でもある。
一方、乳がん発症リスクの高い症例では予防、リスク軽減療法を検討し術式を選択しており、乳房全摘術が必要と判断すれば形成外科とともに乳房再建を提供している。
さらなる乳がん診療の発展のため、ゲノム、エピゲノム解析とバイオマーカーの臨床応用に取り組み、原発乳がん、再発乳がんの新規診療法の臨床導入に力を入れる。
最大限の治療効果、最良の予後を最小限の侵襲で可能にし、整容性、QOLの向上につとめつつ、乳がん治療の最適化を目指している。

医師プロフィール

1982年 広島大学医学部卒業
1990年~1992年 英国Oxford 大学分子医学研究所ならびにOxford大学附属John-Radcliffe Hospital臨床腫瘍学部門に留学
1992年 東京都立駒込病院外科
2007年より京都大学大学院医学研究科 外科学講座乳腺外科学 教授
現在に至る