ポスナー・シュロスマン症候群(緑内障性毛様体炎発作)〔ぽすなー・しゅろすまんしょうこうぐん(りょくないしょうせいもうようたいえんほっさ)〕 家庭の医学

 若年から中年にかけて、片眼にくり返し起こる眼圧上昇と軽い虹彩毛様体炎です。眼圧上昇のため、視野に霧がかかったように見えたり虹が見えたりします。特殊な緑内障と考えられており原因不明です。ふつうは眼圧上昇などの発作は数日でよくなるのですが、時に長く続いたり、発作をくり返し起こし、視神経乳頭や視野に異常をきたした例も報告されています。
 治療は、高眼圧に対して交感神経β(ベータ)遮断薬、プロスタグランジン関連薬の点眼や高張液、炭酸脱水酵素阻害(そがい)薬の投与がおこなわれています。虹彩毛様体炎に対しては、局所に副腎皮質ステロイド薬が使われます。

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