脂肪肝〔しぼうかん〕

 脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪を主体とした脂肪が高度にたまった状態をいいます。脂肪が肝細胞周囲に付着するのではなく、こまかい脂肪滴が肝細胞の内部に入り込んでいる状態です。脂肪滴が肝小葉(肝臓の微細構造)の30%以上を占拠すると脂肪肝と診断されます。

[原因]
 原因は、肥満、アルコールが大部分を占め、糖尿病や薬剤なども原因となり得ます。

[診断]
 診断には腹部超音波(エコー)検査が有用であり、血液検査上、異常が存在しない程度のものでも診断可能です。脂肪肝が肝硬変にまで進展することはまれであり、予後良好な病気ですが、肥満や血液中の脂肪高値など脂肪肝を生じるような状態があると、心臓や血管系にも悪影響を及ぼすことが予想され好ましいものではありません。

[治療]
 治療は、原因療法が主体であり、カロリー制限やアルコール制限をおこないます。

【参照】食事療法のいろいろ:脂肪肝
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厚労省記者クラブから

2018/10/12
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研究開発法人 日本医療研究開発機構/大阪大学