脂肪肝〔しぼうかん〕

 脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪を主体とした脂肪が高度にたまった状態をいいます。脂肪が肝細胞周囲に付着するのではなく、こまかい脂肪滴が肝細胞の内部に入り込んでいる状態です。脂肪滴が肝小葉(肝臓の微細構造)の30%以上を占拠すると脂肪肝と診断されます。

[原因]
 原因は、肥満、アルコールが大部分を占め、糖尿病や薬剤なども原因となり得ます。

[診断]
 診断には腹部超音波(エコー)検査が有用であり、血液検査上、異常が存在しない程度のものでも診断可能です。脂肪肝が肝硬変にまで進展することはまれであり、予後良好な病気ですが、肥満や血液中の脂肪高値など脂肪肝を生じるような状態があると、心臓や血管系にも悪影響を及ぼすことが予想され好ましいものではありません。

[治療]
 治療は、原因療法が主体であり、カロリー制限やアルコール制限をおこないます。

【参照】食事療法のいろいろ:脂肪肝
医師を探す

関連トピックス


関連ニュース


厚労省記者クラブから

2019/06/17
脂肪肝から肝炎発症の引き金となる細胞死を解明 ―脂肪性肝炎の予防や治療法の開発に期待ー

国立国際医療研究センター/日本医療研究開発機構

2019/06/14
非肥満者では内臓脂肪の蓄積よりも脂肪肝が筋肉の代謝障害と強く関連する ~生活習慣病予防において脂肪肝に着目した取り組みも~

順 天 堂 大 学 順 天 堂 医 院

2018/10/12
「動く遺伝子」を用いた網羅的遺伝子探索技術により 脂肪肝からの肝がん発症に重要ながん遺伝子を同定

研究開発法人 日本医療研究開発機構/大阪大学

横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会