ヘルパンギーナ

 エンテロウイルス、特にコクサッキーA群ウイルスの感染によることが多い、夏かぜの一種です。
 乳幼児が夏に多くかかる病気です。潜伏期は2~7日です。突然の高熱で発症し、のどが痛くなり、不きげんで食欲低下を伴います。発熱初期に熱性けいれんを起こすこともあります。のどが赤く、小水疱(すいほう)ができ、それが破れて潰瘍ができます。3~4日発熱は続きますがその後は解熱し、のどの状態もよくなります。水分を十分与え、食事はやわらかい薄味のものにします。

【参照】感染症:ヘルパンギーナ

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光
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