ヘルパンギーナ〔へるぱんぎーな〕 家庭の医学

 口腔粘膜に特有の小さな水疱(すいほう)と発熱を主症状とする夏かぜの一種で、コクサッキーウイルスA群を中心としたエンテロウイルスの感染により起こります。
 通常は、予後(病気の経過についての見通し)は良好ですが、まれに無菌性髄膜炎を併発することがあるので、発熱に頭痛、嘔吐(おうと)、けいれんといった症状を伴っている場合は注意が必要です。

【参照】子どもの病気:ヘルパンギーナ

(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)
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