風疹〔ふうしん〕

[原因]
 飛沫(ひまつ)感染により、鼻やのどから侵入する風疹ウイルスの感染で起こります。春に流行し、幼児・学童が多くかかる病気でしたが、今では成人が9割を占めています。一度かかると、一生免疫が得られます。

[症状]
 潜伏期は2~3週間です。発疹(ほっしん)は顔面に出現し、1~2日でくび、胴体、さらに手足へとひろがります。はしかの発疹に似ていますが、色が薄く、3日で消えて色素沈着や皮がむけることはありません。半数の患者に発疹と同時に発熱をみとめ、3~4日続きます。
 耳のうしろやくびのリンパ節がはれるのも特徴です。頻度は少ないですが、合併症として血小板減少性紫斑病(血液の血管外への出血をとめる作用のある血小板が減少し、皮膚に点状出血があらわれる:紫斑病)、脳炎があります。また、妊娠3カ月以内の母親がかかると、児に心臓病、白内障、聴力障害などのある、先天性風疹症候群が発生します。

[治療]
 通常は特別な治療は必要ありません。妊娠女性が風疹にかからないよう注意したり予防(予防接種)したりすることが大切です。風疹は学校感染症に指定されており、発疹が消失するまで登校(園)停止です。

【参照】感染症:風疹
医師を探す

関連トピックス


関連ニュース


厚労省記者クラブから

2019/03/26
麻疹に特有の臨床所見とされていたコプリック斑は、風疹や他のウイルス 感染症でも出現することが明らかになりました

地方衛生研究所全国協議会/群馬パース大学/日本医療開発機構

横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会