【ロンドン時事】英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は22日、日本の製薬大手エーザイなどが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を承認したと発表した。欧州での承認は初めて。ただ、薬の効果に比べて費用が高過ぎるとして、公的負担による医療制度「国民保健サービス(NHS)」での使用は見送られる見通し。
レカネマブは早期のアルツハイマー病患者を対象とした新薬。臨床試験(治験)では、薬を投与しない患者に比べ、症状の悪化を27%抑制する効果が確認された。エーザイによると、英国の認知症患者は約98万人と推定され、そのうち6~7割がアルツハイマー病とみられている。 (C)時事通信社
英、エーザイの認知症新薬を承認=公的負担適用は見送りへ
(2024/08/23 12:31)