こちら診察室
連載の趣旨と筆者略歴
ニキビや水虫、手荒れやあかぎれなど、皮膚のトラブルに悩まされる人は少なくないとみられますが、「命に別状はない」「市販の薬で何とかなる」などと軽く考えている人が多いのではないでしょうか。かゆみや痛み、外見の変化は日常生活に支障を生じさせます。
このような症状の多くは、皮膚科で診察を受け、適切な治療を受け続ければ、大きく改善することができます。逆に正しい診断と治療がなされなければ、「薬を塗っているのになかなか治らない」「一度収まった症状がすぐにぶり返してしまう」といった事態が繰り返されてしまいます。この連載では、そんな皮膚のトラブルについて、診断法や治療法を分かりやすく説明していきます。
【木村 有太子(きむら・うたこ)】
医学博士、順天堂大学病院皮膚科学講座講師(非常勤)。
2003年獨協医科大卒。同年順天堂大医学部附属順天堂医院内科臨床研修医、07年順天堂大浦安病院皮膚科助手、13年同准教授、16年独ミュンスター大病院皮膚科留学。21年より現職。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会理事、日本医真菌学会評議員、日本レーザー医学会評議員。